ラベル Culture の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Culture の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2/16/2017

A Night called 'Legends of the Sound System' at Dubwise

前回ご紹介したTrench Town Festivalのコンサートですが、Reggaeville.comにその時の写真がたくさん紹介されていました。こちらのリンクからぜひ見てみてください。
https://www.reggaeville.com/dates/festival-details/trench-town-rock-2017/photos/gallerie/trench-town-rock-2017-2112017/

そして現在、イギリスの大御所サウンドマン、David Rodiganがジャマイカに滞在中、様々な場所でレゲエ月間を盛り上げているようです。


先週金曜日、久々の開催となったDubwise Jamaicaでは、'Legends of the Sound System'と題し、Rodigan とKing Jammyが60分間プレイ、Sleng Tengリディムで締めくくったとレポートされています。またRodiganはKing Jammyに初めて会った時のエピソードを交えながら自己紹介をしたそうです。その話によればそれは大御所Dennis BrownやDelroy Wilsonといったアーティストたちの名曲ダブプレートや未公開の曲が収録されたコンピレーションアルバムの制作に取り掛かる前のことだったそうです。


Rodiganは、この夏、40年にわたるジャマイカ音楽への愛を綴った自伝を発刊予定だそうです。ちなみに、2015年のReggae Monthでは、レゲエ産業協会が毎年レゲエ音楽の発展に貢献した人に送る賞を授与しています。(当店のブログでご紹介しています→こちら

*David Rodiganはイギリスで1978年にReggae Rockersというレゲエのラジオ番組を初めて担当し、そこから今日もなお様々なジャンルのジャマイカ音楽をプレイし続けています。

Rodiganはこれからもジャマイカの素晴らしい音楽の歴史が続いていけるようサポートしてほしい、とそこに来ていた観客に向けてお願いしたそうです。

そしてその後にはサプライズが、Johnny OsbouneやBurro Bantonが登場し、会場を最高超まで盛り上げたそうです。

記事原文:http://jamaica-star.com/article/entertainment/20170215/david-rodigan-gives-musical-history-lesson-kingston


http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

10/16/2016

Jamaica Heroes' Day

明日10月17日(月)はジャマイカのナショナルヒーローズデーです。毎年10月の第三月曜日がこの日として制定されており、ほとんどのお店がお休みになります。
*近年、キングストンも祝日はお店を開けるところが増えてきていますが、ジャマイカ全体ではまだまだ日曜日や祝日は休息日、教会へ行く日、という認識が強いので、ご注意を!

さて、ナショナルヒーローは現在7人いて、どなたも今のジャマイカの土台の部分を築くことに全身全霊をかけ、ある人は命を捧げ、非常に大きな貢献をしました。ジャマイカを、そしてレゲエを愛する方、ジャマイカに行ったことがある方もこのヒーロー達の顔をどこかで目に、その名を耳にしたかもしれませんので、今日はそのヒントも併せてご紹介します。



Paul Bogle(1822 - 1865)
キリスト教の司祭(いわゆる牧師にあたる人)でジャマイカのすべての人に自由と平和を!と掲げ活動してきたのですが、Morant Bayの行進のあと、政府に逮捕され、イギリス軍総督の指示のもとMorant Bayの裁判所で死刑にされました。

銅色の10セントコインの顔です。


Sir Alexander Bustamante(1884 - 1977)
ジャマイカ初代首相。反植民地政権を掲げたリーダーとして活動を始めます。
現在の政党のひとつ、JLP(ジャマイカ労働党)を設立した人でもあります。
Shaggyが毎年行うチャリティーコンサートで集まる寄付金の行き先の多くは、キングストンにある小児専門病院バスタマンテ病院と言います。この病院は、このバスタマンテ卿の名前からつけられています。

7角になっている銀色のコイン1ドルの顔です。


Marcus Mosiah Garvey(1887 - 1940)
奴隷解放活動家でアフリカ回帰主義者。一般的にはこの英雄の中で一番有名と言えるでしょう。彼は奴隷解放のための活動をジャマイカのみならずアメリカ各地で集会を行い、多くの人の心をつかみ、支持を得ました。UNIA(世界黒人開発教会)を設立した人でもあります。彼の意志は世代を超えて今もなお引き継がれています。

ご存知の通り、彼の名はジャマイカ(レゲエ)では曲では多く取り上げられ、自分たちの歴史に貢献した偉大な父として歌われていますが、ラスタかと思いきや本人は違うと否定しています。彼は1920年代に、「アフリカを見よ。黒人の王が戴冠する時、解放の日は近い」と預言したのですが、その後にエチオピアのハイレセラシエ 1世が誕生したことでラスタファリアニズムが彼の信念を大きく支持しました。

Hip HopアーティストのMos Def とTalib Kweliで構成されるユニット、The Black Starの名はGarveyがアメリカで設立した貿易会社、Black Star Lineにちなんでいることも有名です。

またGarveyはアメリカで活動中、詐欺罪で逮捕されたことがあるのですが、この逮捕はのちに誤解だったと言われており、2年前アメリカのオバマ大統領がジャマイカを訪れた際、ジャマイカ政府はこの逮捕を歴史的な記録から取り消してほしい、と大統領にお願いしたと言われています。

25セントと、20ドルコインの顔の人です。


Norman Manley(1893 - 1969)
キングストンの空港の名前ですね。この人の名前からつけられました。
既出のBustamante卿の設立したJLPと対立している政党、PNP(人民国家党)の設立者です。そしてBustamante卿のあとに首相に就いています。
一番小さな銀色のコイン5ドルの顔です。


Nanny of the Maroons(1686 - 1755)
ジャマイカの女性活動家です。この中ではたった一人の女性ですね。フランスのジャンヌ ダルクのような人で18世紀の初め、マルーンという反奴隷体制の組織を率いてイギリス軍と戦いました。強い女の象徴です。

ジャマイカ人が500ドル札のことを通称で”ナニー”と呼ぶのは、このお札にナニーの顔が印刷されているからです。ちなみに、1000ドルは、Michael Manleyというジャマイカの歴代首相の一人ですが、印刷されている人の顔に関係なく、1グラン(Grand 英語でも1000ドルはグラン)と呼ぶことが多いですね。
英語ではナニーは乳母という意味なのですが、ジャマイカでナニーと言ったら子育てしている人は別として、たいてい500ドル札のことを言っていると思って問題ないと思います。


Samuel Sharpe(1801 - 1832)
自由主義、革新主義の司祭(いわゆる牧師)で奴隷解放の指導者として活躍しました。
ジャマイカの奴隷時代後期、Sharpeは奴隷たちの労働に対すて賃金の要求を奴隷主に訴える運動を起こしました。
しかし1832年5月、この運動が熱くなり暴動に発展したことで多くの奴隷が逮捕され、処刑されることになりました。そしてSharpはその首謀者としてMontego Bayのダウンタウンの広場(のちにSam Shape Squareと命名)で処刑されました。
彼が最後に残した言葉は
 “I would rather die among yonder gallows, than live in slavery.”
  “奴隷として生きるなら、ここで絞首刑にあったほうがましだ”

この忘れ去られることのない歴史的出来事は現在もモンティゴベイのダウンタウンに彫像とあわせて残されています。その処刑からわずか2年後の1834年8月、イギリスは奴隷制度を廃止しました。
50ドル札の人です。

George William Gordon(1820 - 1865)
白人の父とジャマイカ人の母の間に生まれたGeorge Gordonは政治家であり実業家でした。自分で読み書きや計算を勉強し、のちにSt. Thomas(ジャマイカ東部)を買い、地主として裕福になりました。その後、政界へ進出し、自由主義を唱えジャマイカ史に残るMorant Bayの行進の首謀者として皆を引率しました。
Paul BogleはGeorge Gordonの熱烈な支持者でした。

====

余談ですが、今日このジャマイカの7人の英雄をご紹介するにあたり、この↓ノートに印刷された顔を撮影しました。このノートはジャマイカでとても一般的に使われているものですが、今日改めて見て、ちょっとした話のネタとしてジャマイカ好きへのお土産にいいかも?と思いました。(表紙の模様やページ数にバリエーションがあります)

その訳ですが、まず、このノートは数少ないMade in Jamaicaです。ジャマイカのお土産品の多くは中国や台湾で作られています、たとえそこにYah Man! Jamaicaと書いてあってもです。



表紙を開くと、左はジャマイカの人気コメディアンIty & Fancy Catの顔(これは広告も兼ねているので時々で変わるはず)と、12 x 12のかけ算表が!(ジャマイカの学校では、かけ算は12段まで覚えるんだそうです)
そして右ページにはジャマイカの歴代首相、絶滅危惧種のジャマイカ由来の動物、通貨、ジャマイカ固有の鳥達が載っています。



裏表紙には、今日ご紹介したジャマイカのナショナルヒーロー、ジャマイカの歴代総督、国歌、ジャマイカの地図、カリブ共同体の国々など、ジャマイカを勉強する人たちには有益な情報が載っています。



このノート、Pharmacyや書店、スーパーマーケットなど文具を置いているお店には必ず置いていますので、ぜひチェックしてみてください。なお、書き心地はそんなに良くないのでそこは悪しからず。

http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

8/24/2016

曲紹介: Popcaan / We Still a Win そしてリオデジャネイロオリンピック

リオデジャネイロオリンピックが終了しました。
ジャマイカファンとしてはUsain Boltの3冠3連覇にゾクゾクしました!そして100m x 4リレーでは日本の銀!!こちらもすばらしいバトンパスとチームワークに感動させられました。
世界最速の男ボルト、そしてそのジャマイカの血を引くケンブリッジ飛鳥が続けてゴールする姿、JAで始まる二つの国の勝利に多くの日本人が歓喜の雄叫びをあげたことでしょう。

ケンブリッジ飛鳥の活躍と父親がジャマイカ人だという血筋はジャマイカの新聞でも何度も取り上げられており、また、彼の履いていたスパイクにはジャマイカの国旗が入っていたことを指摘されていました。(Jamaica Observerの記事 Japanese Bolt earns relay silver: 「自分は日本のボルトと呼ばれているが、そう呼ばれるためにはもっと速く走れるようにならなきゃ」)



さて、今日は曲の紹介ということで、Popcaan / We Still A Win をご紹介しますが、PopcaanはUsain Bolt Dubを公開しているのでこちらを取り上げています。



We Still A Win (Usain Bolt Dub)
 
Usain yuh know about league ah you name world cup
When touch pon the track Gatlin burnt up
Mi see it they don’t like when ghetto youth shell di world up
Weh dem ah go do yuh now when Jamaica turn up

We still a win, Usain still a win,  Bolt still a win, Jamaica a win
We still a win, a we still a win
Dem Girl Keep the black ting shining
we still a win, a we still a win, Unruly ting
We still a win, a we still a win
Them fi know seh a world wide thing

Usain Boltは勝ち続けるぞ!と歌ったこの曲ですが、ジャマイカ人は、ボルトのライバルと言われていたアメリカのジャスティン ガトリンを敵視している人が多く、この歌詞の中でもGatlinをやっつけろ!と歌っています。過去のドーピング陽性反応でイメージが悪いのか、そして小さな島国ジャマイカも大国アメリカに勝てるんだぜ!という喜びの表れでしょう。

〜・〜・〜・〜・〜
余談ですが・・・ドーピングに関してよくジャマイカでジョークのネタになるのはこちら。


俺らの栄養剤はヤム、バナナ、ココ、プランテーン!

ジャマイカ人の足の速さやスタミナの秘訣はヤム(芋)にあると言われており、日本でもサプリメントの成分としての研究材料に使われたことがあります。果たして日本人に効くのかはわかりませんが。
〜・〜・〜・〜・〜

そしてオリジナルの歌詞のままですが、ゲットーユーツが世界を制することに納得できない人もいる、と歌っています。

今回のオリンピックでジャマイカ人をそしてジャマイカファンを印象付けたのがこの曲と言えるでしょう。ジャマイカはキングストン、Half Way Treeの巨大スクリーンではいつもこういった大勝負を放送するのですが、みんなの興奮が伝わって来る映像がたくさんあったのでご紹介します。

Jamaica Gleanerさん(@jamaicagleaner)が投稿した動画 -


Debbie🔥👑さん(@trudivadahling)が投稿した動画 -

そしてこちらはPopcaan本人が、Usain BoltがWe Still A Winを歌っている動画を投稿しています。


日本の史上最多のメダル獲得やこれまでに長きにわたって破ることのできなかった記録に感動を覚えました。また、残念な結果や表舞台にはわからないドラマがあったと思います。
次の2020東京オリンピックでは人類のどんな進化が見られるのか楽しみです。


http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

3/10/2016

コラム:Is Dancehall Being Stolen From Jamaica?

今日はJaBlogzというサイトに掲載されていた、Is Dancehall Being Stolen From Jamaica?というコラムをご紹介します。今日のダンスホール音楽の、他ジャンルへの影響について解説しています。
----------
ダンスホールはジャマイカから盗まれた?

ジャマイカでは、
“Wi likke but wi Tallawah!” 
「我々は小さい(国だ)がでっかい!」という表現がよくあります。
ジャマイカ人はとても打たれ強く、強い意志を持った人々であり、これが元となり、面積的には小さな国だけど、世界に誇れる文化を持った国なんだ、という表現になりました。

実際、多くの人がジャマイカは世界で”一番大きな”小さな国だということをご存知でしょう。私たちの文化が人気があり、世界中さまざまな人が似たような物を作っているのですから。ダンスホールは今日のジャマイカで最も人気のある音楽で、世界でも耳にする機会が多く、また他のジャンルの音楽にも影響を与えています。

1970年後半に生まれたジャマイカのダンスホール音楽は、もともとその時代、特に人気を博していたルーツ音楽よりも人気の薄いものでした。それがここ数十年でうまく発展し、世界中の多くのジャンルでダンスホールの要素を強く反映した曲がリリースされています。
ダンスホールが世界中で他の音楽と融合し、形を変えて耳にすることはとても喜ばしいことではありますが、ダンスホールの影響だということを伝えられぬまま世に出ていることも少なくありません。

最近では、Rihanna feat. DrakeのWorkという曲で、これが音楽雑誌Rolling Stone誌の解説では“Tropical House Flavoured Track”だと言われています。
これについてダンスホールが文化の横取りの犠牲になったという見方をしている人もいます。


記事原文

-----
Rihannaに関しては同じカリビアンなので、たとえ雑誌でそう分析されていても、彼女のこれまでの曲を聴けば作品がダンスホールであることは明らかです。
ただ、ジャマイカが世界に誇る素晴らしい音楽レゲエは、お金を持った白人の味付けによって別物ものになっていることも多いのが実際です。ダンスホールからインスパイアされている、と言ってくれてもいいのに、という感じですね。逆に考えれば、それだけ素晴らしい音楽ということです(ジャマイカ国内では、その歌詞の内容などについて賛否両論ありますが)。



上の動画は、Rihanna's 'Work' Is Not Tropical Houseと題し、ダンスホールが及ぼしている影響(他ジャンル)にはじまり、時をさかのぼって60年代、メントとカリプソが合わさってできたスカから始まり、さらにレゲエからダンスホールが生まれたことを簡単に説明しています。また、今日ではMajor Lazorの影響が大きいことなども解説しています。英語ですが、興味深い内容です。

2/29/2016

レゲエが伝えるジャマイカの文化 ーCountry Bus(コンチバス)

去年、Assassin a.k.a. Agent Sascoのリリース、"Country Bus"リリックの日本語訳をご紹介しましたが(その記事)、今日は人々のジャマイカのCountry Bus(通称コンチバス)の思い出と曲がリンクしたコラムが掲載されていたのでご紹介します。

Sasco adds meaning to bus travels
Sascoの描くコンチバス旅行

かつてジャマイカの放送協会がテレビで国歌を流していた頃、その時間、画面に表示される印象深いイメージ画像の一つにSt. ThomasのGolden Groveの角を曲がるコンチバスがあるでしょう。
コンチバス
今日、田舎と街をつないでいるミニバンタイプのバスが主流になる前はこれが人々の足として大きな役割を担っていました。

野菜や果物、人やペットを運ぶ、大きくてうるさいバスは現在は走っていませんが、映画 “Harder They Come”のオープニングシーン、Sizzlaの”Thank You Mama”、そしてCourtney Johnの”I Go Crazy”でみることができます。





Professor Nutsは”Inna De Bus”でオフィス街に入るコンチバスの危険性を、The Lovindeerの"The Blinking Bus"ではぎゅうぎゅう詰めに座らされる不快感を歌に、
Ras Karbiの"Country Life"ではジャマイカの文化の一つにコンチバスを挙げ、
リラックスできるし、田舎を満喫できると歌っている。
ちなみにこの曲は他の曲が田舎から街へ出る様子を歌うのと異なり、田舎の良さを伝えている。
今ではジャマイカのみならず世界でもすばらしい映画として人気の高い “Harder They Come”も主人公はコンチバスに乗って田舎から出てくるのだ。

今日人気のあるアーティストではSaccoのCountry Busが記憶に新しいところだ。コンチバスでの旅の経験を細かく描いたリリックだが人を旅に行きたいと思わせる。


 「街にはかわいい子がたくさんいるって聞いてるぞ
街で子供達のために何か買ってあげたいし
ってことで大きな街へ行くぜ!」


窓際に席を取り、新聞を読む。運転手はキングストンに向けてぐんぐんとスピードを上げるSaccoは乗っている人々のキャラクターを詳細にわたり描いている。
ラスタマンからFatty(太った可愛い女の子)、そして田舎から野菜を運び街の市場で売る行商。

「バスが止まって周りのみんなが面白い男が乗ってきたという。
俺が知らないだけか?コメディアンが乗ってきたのか?」

考えるだけで目に浮かぶ様子を忠実に捉えている。

2番では
Sascoが窓の外に目をやり、牛や山羊を見つける。そして当然ながらバスの中にいる人のキャラクター:コンダクター(運転手と共にバスに乗っている車掌のような人ーー運賃を回収したりする)や、さとうきびの行商。
みんなのガヤガヤした不満の声:学校に遅れそうな子供達、バスの運転が荒いと怒る女性
この曲はバスに乗った様々な経験をしっかり描いているのが特長だ

「街は眠らないって聞いたぞ
牛も、ヤギも、羊もいない
そして毎晩ステージショーがあるんだって」

もちろん運賃のこともSascoは歌っており、
「街までの運賃、信じられない高さだぜ!」


記事原文
http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20160228/sasco-adds-meaning-bus-travels
----------
かつて田舎と街を結んでいたコンチバスは人々の重要な移動/運送手段として活躍していました。今はもう走っている姿を見ることができませんがジャマイカ人にとって情緒のあるものです。また、こうした毎日目にするものが曲に登場することで、レゲエが人々の生活に密着している音楽だということがよくわかります。さらにこうして月日を経ても曲で語り 継がれてゆくのはすばらしいことですね。


http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

2/17/2016

政治に音楽を巻き込むな! - 選挙活動にダンスホールの曲を使うことを止めさせるよう政治家に求める -

今日は選挙キャンペーン真っ只中のジャマイカで音楽とマイクでのスピーチをしまくる政治家たちへ向けたラジオDJの叫びについて書かれたJamaica Gleanerの記事をご紹介します。
-----
Leave the music out of politics - More calls for politicians to desist from using dancehall songs on campaign trail 

ジャマイカは今、2/25の総選挙に向け、その活動に一層の盛り上がりを見せているが、メディアパーソナリティであり、ラジオDJのDJ Luxが、ジャマイカの音楽の発展のために選挙で戦うつもりがないならば選挙キャンペーンにレゲエやダンスホール音楽を使うな!と叫びをあげているという。
野党のJLP 党首のHolness議員
Luxの話によれば、選挙キャンペーンは皮肉と茶番で満ち溢れており、様々な法律が金持ちから貧乏人まですべての人を巻き込むのに使われているんだそう。また、アーティストやイベントオーガナイザーを悩ませる騒音防止法(ダンスは夜中2時まで、など)や諸外国での活動のためのビザのキャンセル、その他の問題について指摘した。
ブブゼラの嵐です。


すべてのルールは政治家たちによって作られているものであるにもかかわらず、そのルールは選挙活動の間、自分達の都合のいいように無視されている、と指摘する。
 「党の集会を見ると、彼らは常にレゲエやダンスホールを流している。政治家たちは、ダンスホール文化をダメにしてしまう騒音防止法を作った。にもかかわらず今なお多目的に使えるようなイベント会場は作られていない。彼らはこの国の音楽のために何をしてくれたんだ?そんな人たちに音楽を使う資格はないね。今すぐやめてくれよ!いまだにビザがなくてツアーに行けないアーティストだっているし、それについて政府から何も報告がないんだ。」と語った。

また、Chronixxは去年西インド大学でのスピーチで、政府が最新設備のエンターテインメント用の場所を作ろうとしない政府を非難している。しかしながら今回、彼は選挙前のこの期間、DJ Luxのように声をあげることはしていない。おそらく去年の春、アメリカのオバマ大統領についてコメントを出した際に大事になり、多くの人から反応があったことで慎重になっているのだろう。

DJ Luxはまた、議員であるDamion Crawfordについて、騒音防止法の改善のために様々な努力をしてくれていると言う。しかしまだまだ充分ではない。
「Crawfordは現状を改善するためにいろいろ働きかけてくれている。もちろん、彼は一人でこれをやっているんだ。だが我々が理解を示しているように(政界の中では)行ってないんだ。ダンスホールはまだ思わしくない状況で、警察はダンスを終わらせに来る、たとえ許可を取っていたとしてもね。けど皮肉なことにHalf Way Tree(キングストン一番の繁華街)とMontego Bay(北海岸のリゾート地区)では集会が行なわれている、それも大きな音を立て、さらに道をふさいでいるんだ。騒音防止法はどこへいったんだ?なぜ彼らはそれを24時間対応している会場で行わないんだ?ダブルスタンダード?人によって基準が違うだなんて!だったら彼らは音楽のためにもっとできることがあるはずだ。」

DJ Luxは今回の選挙には行かないつもりだそうで、政府のやりかたへの信頼を失ったと言っている。

記事原文:http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20160216/leave-music-out-politics-more-calls-politicians-desist-using

========
以前、"政治はダンスホールだ"、というJamaica Gleaner紙のコラムをご紹介しました。そこでは選挙活動はダンスホールのようにマイクを使い音楽を流し、人々を盛り上げる、とありました。その通り、今日も選挙活動期間は騒音防止法のルールは破られ、大きな声、音楽でみんなを煽っています。 そのくせ普段は騒音防止法に厳しい。

ジャマイカ人にとってのレゲエの存在の大きさたるや、その体に深く染み付いています。ダンス/パーティを2時で止めるのは人々の楽しみを奪うようなものです。
また外国人がジャマイカに対して求めるもの、そのトップにはレゲエが挙がるでしょう。ジャマイカが年間に生産し、輸出して稼ぐ金額と、外国からこの国の音楽を求めてきた人たちが使うお金、市場の大きさを元に割合として見れば音楽の方が大きいはずです。そうした視点で人々、経済、そして音楽をもっと良い形で発展させていくことができれば政府への信頼も高まるのではないかと思ってしまいます。

記事の中にあるように、Chronxxは以前にInstagram上で政府に向けて意見を述べ、それに対しLisa Hannaという政治家がイベント会場を作ることも検討する、と返答していますが、その後何も進んでいないのでしょうね。その時のブログ記事はこちら


http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

11/20/2015

コラム:政治はダンスホールだ

ジャマイカは5年に一度、総選挙があります。次回は来年、2016年です。
二大政党があり、PNP(People's National Party:国民党)JLP(Jamaica Labour Party:労働党)の二つが常に対立、現在はPNPが政権を握っています。ちなみにその前はJLPでした。

さて、今日訳した記事のタイトルはPolitics Is Dancehall、つまり、政治はダンスホールだ、と題し、双方の共通点と違いについて書いています。

============
Politics Is Dancehall

All Whiteがドレスコードのパーティ

ある人がマイクを握り、的を得たスピーチをする。スピーチと言っても、ダラダラと長いものではなく、要点を押さえ、重要な意見を強調したもの。そして絶妙のタイミングでスピーチに合った曲をかける。そして人々の歓声で会場が沸く。曲が止まれば女達は荒々しく騒ぎ、ボトルを手にした男達は賛同の声をあげる。ここにいる者たちの服装は様々だが、身につけている色はみんな同じ。

さて、これはダンスで観客に向けてマイクを持ち、サウンドシステムから流れてくるセレクターの声ではない。トップの政治家が大規模な政党集会で自分の主張をマイクで話しているのだ。そしてこれは色を指定したパーティ(例えばall white - 来る人皆に白を着て来てもらうパーティがジャマイカでは人気)ではない。Old Hope Road(PNPの本部のある場所)もしくはBelmont Road(JLPの本部のある場所)選挙での勝利を祝う人々の様子だ。
JLPの集会。シンボルカラーは緑


ジャマイカでは政治はダンスホールだ、ダンスホールは政治である以上に。長いことどちらも同じように言われて来た。選挙の時期になると、人々の政治への熱狂度が高くなる。するとダンスホールのように公共の場で人気の音楽をかけて人々の注目を集め、そして支持者を増やす。

現在の首相、Portia Simpson Millerもキャンペーンの時には同じように音楽とスピーチで人々を盛り上げ、投票してもらえるよう呼びかける。(PortiaはPNP)

PNPの集会。シンボルカラーはオレンジ。
そして長年敵対している二人のDJが相互に敵意を持ち、たくさんの観客のいるステージの上で対決する。JLPとPNPがクラッシュする瞬間だ。政治キャンペーンを盛り上げる決定的瞬間だ。ジャマイカの二大政党のために国内の投票所でクラッシュの日が発表される - 皆が注目するスキルの高いダンスホールDJ二人が12月26日、ポートモアで行なわれるStingのように。

ジャマイカの政治とダンスホールの類似点について続けよう。人気のある男性ダンスホールDJは取り巻きを連れてあちこちへ行く。その人数は彼の地位に比例している。同様に政治家もたくさんのお付きを連れて歩くのだ。
素晴らしいダンスホールのパフォーマーは踊ることができる。素晴らしい政治家もダガリンできるのだ!(亡くなった政治家のRoger Clarkeはパーティでダガリンしたことで有名)ダンスホールに来る女性達は身を投げるように踊る。そして女性政治家は当選するためなら自分の主張を表現するために身体を使うのだ。


 

Important Difference  - 重要な相違点 - 

しかしながら、政治とダンスホール、この二つには違いもある。それはマイクを持った時に話す言葉だ。
ダンスホールの世界では、マイクを持ったときにパトワを使わず、英語だけを使って話せば人々の嘲笑の的になる。だが政治の世界ではパトワや方言だけで話せばその人への支持は下がってしまう。つまり英語を上手に話せる、ということは高い知性がある、ということになるのだ。またそれは知性のレベルやまともな教育を受けて来たというアピールになる。

議論の始まりは、政治がダンスホールである、ということであり、似てるといってもダンスホールはダンスホールなのだ。だから多くの政治家が訪れたその地の方言で話そうとすると、話し慣れていないから無表情になってしまうのだ。人々は、政治家が付け焼き刃的に話そうとしているのをわかっている。逆に今度は英語で話しても、その内容をきちんと説明できないとなると支持率を失うことになるのだ。

集会に集まる人々は、政治家が方言を使って話しているのが演技であるのをもちろんわかっている。その点においては、一方でダンスホールの観客たちはDJやセレクターには正直なプレイをして欲しいと願う、完璧なパフォーマンスを望んでいる以上に。嘘をついたら一瞬にしてリスペクトを失うのだ。

双方の期待するものは異なる。しかし政治の方針よりもダンスホールの正直さのほうが高い期待を求められているのは皮肉なことではあるが。

記事原文:http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20151119/politics-dancehall

=============
この記事にあるとおり、実際にジャマイカのTVニュースを見ていると、選挙のキャンペーンはダンスホールに似たところがあって興奮が増すと激しく、また、ダンスホールがいかにジャマイカ人の生活に根付いているかがよくわかります。

PNPとJLPの戦いは長く、有名なエピソードでは、Bob Marleyが1972年のOne Love Peace Concertで二つの党の党首をステージに上げ、握手させたというのがあります。また、この頃の争いを描いた2010年の映画、Better Mus' Come(予告編はこちら)も興味深いです。

ジャマイカは、政治家だけでなく企業のトップも含め、上の人達がいい暮らし、下で働く人達は安い賃金や悪い条件で働かなければいけないので、格差は大きく、公平という言葉からはかなり遠い国です。ゆえに不満が多く、それが治安の悪さを招いてしまいます。
本当に皆が幸せになるには、もちろん国民ひとりひとりの努力も必要なのですが、それを導くための教育プランから雇用までの、長期的な国全体の改善があれば国はもっと良くなって行くと思います。


http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

10/28/2015

Nick Foto Works(フォトグラファー)が行方不明に。

Crime Stop Offering Reward for Dancehall Photographer’s Return

キングストンのダンスに来たことのある日本人でこの人にカメラを向けられたことがある人は多くいるでしょう、FacebookなどでUPされる@nickfotoworks.comのウォーターマークでおなじみ、Nick Foto Worksのフォトグラファー、Nicketa ‘Nickfotoworks’ Thomas(37歳)とその従兄弟(42歳)が今月上旬から行方不明になっているとのニュースがIrie FMに載っていました。


最後にこの二人が目撃されたのはCassia Park(街一番の繁華街Half Way Treeから車で5分くらいの場所、Red Hills Road沿いをメインにゲットーと呼ばれる区画もある)で、その当時複数の人と言い争いをしていたという。

またその2日後にはNick Foto Works名義のBMWが口論していたのと同じ場所で見つかったそう。

こうした犯罪を減らすべく、STOP CRIMEという名のもと、警察が彼らの発見のための情報提供と彼らが無事に戻ってくることに貢献した人にJ$500,000(日本円で約55万円)の賞金を出しています。

記事原文:http://iriefm.net/crime-stop-offering-reward-for-dancehall-photographers-return/

=======
ご存知のとおりジャマイカは犯罪が非常に多く(人口比でも世界のワースト10に入っています)、発砲、刺傷事件はもちろん、こうした行方不明となる事件が老若男女かかわらず起こってしまう国です。夕方のニュースでは毎日、行方不明者の顔写真が流れます。

ちなみに日本と異なるのは、犯人指名手配の写真が一般公開されることはまずないということ。また、曲にもあるとおりInformer(チクリ屋)を嫌うジャマイカ人の体質から、目撃情報が集まることはあまりないでしょう。事件に巻き込まれたら命の保証はありません。なので、うっかり事件の場所に居合わせたりすることのないよう、基本的に夜は歩くものでないと言われています。

時々日本人旅行者が夜歩いてて、襲われたり、金目の物を取られたりという事件を聞きますが、まだいいほうです。事件に巻き込まれることのないよう、夜は絶対に歩かずタクシーを使いましょう。


http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

10/20/2015

Peter Tosh Symposium / Cannabis Cup 2015

今日は大麻に関する記事が二つありましたのでまとめてご紹介します。

Peter Tosh Symposium

昨日10月19日はNational Heroes' Dayとお伝えしましたが、この日はまた、Peter Toshの誕生日でもあります。生きていたら今年で71歳(1987年没)。そんな記念すべき日に、彼が愛したGanjaのシンポジウムがキングストンで行なわれたんだそうです。

このシンポジウムはKingston and St. Andrew Ganja Growers and Producers Association(キングストンとセントアンドリュー市の大麻農家協会)とNational Alliance for the Legalization of Ganja(大麻解放同盟)が共同で開催したもので、Peter Toshが生前、大麻解放のために行なった活動などを紹介しました。ここではKingston市長もプレゼンしたり、Peter Toshの元マネジャーや西インド大学(通称UWI)の教授の講演もありました。

以前当ブログでご紹介したPeter Tosh / Legalize Itの歌詞はこちら

CANNABIS CUP 2015 SHOW CASE LINE UP


1978年から毎年どこの大麻が世界で一番美味しいかを競う大会、Cannabis Cupがついに今年はジャマイカで行なわれることになりました。
*11月12-15日ネグリルにて開催予定 公式サイトはこちら

ここでのステージショウの話題の記事、先週金曜日に発表された出演者には、1982年のヒットチューン"Pass The Kutchie"で知られるThe Mighty Diamondsの名があると発表しています。

Fred Locksは1975年にBlack Star Linerという曲をリリースしており、彼も出演予定。(Black Star Lineは、昨日ご紹介したMarcus Garveyの作った貿易会社の名前で、"Liner"はその貿易船のことを指すそう)

その他にはTarrus Riley、Luciano、I Wayne、Kabaka Pyramid、Jah9、そしてPeter Toshの息子、Jawara 'Tosh1' McIntoshなど、ラスタアーティストが盛りだくさん。やはりジャマイカでは大麻はラスタの象徴となっているだけありますね。

*ジャマイカでの大麻の法律の中には、宗教(主にラスタのことでしょう)でのメディテーションのために大麻を使うことを認める、という項があります。



記事原文:
http://www.jamaicaobserver.com/entertainment/Peter-Tosh-symposium-to-be-held-today_19234276
http://www.jamaicaobserver.com/entertainment/Cannabis-Cup-line-up-announced_19234279

--------
今年に入ってジャマイカでの大麻の扱いに関する法律が変わっただけに、政府も含めてオープンに対話したりこうしてCannabis Cupが開催されたりと大麻が暗いイメージからジャマイカの経済に貢献するものになりつつあるようです。
これがジャマイカの経済にとって前向きな流れになれば、地元の人達の経済も少し豊かになることでストレスも減り、治安が改善され(治安の悪化は経済の悪化に比例しているため)、外国人がより訪れやすい場所になるので、うまく行くことを願います。


http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

10/19/2015

曲紹介 - Burning Spear / Marcus Garvey -

本日、10月19日(月)はジャマイカのナショナルヒーローズデーです。
ジャマイカには、歴史上、国の設立に大きな影響を及ぼした6人の英雄がおり、毎年10月の第3月曜日にこの方たちを称えること、そして現在活躍している様々なジャンルの人達に勲章を授与する日でもあります。

6人の英雄は以下のとおり、ジャマイカが1962年に独立する前から活躍していた人達ばかりです。
(リンクはWikipediaの英語ページに飛んでいます)
さて、この中で私達が最もよく名前を耳にするのは、Marcus Garveyではないかと思います。

Marcus Garveyはジャマイカにおける黒人奴隷解放運動のリーダーであり1914年にUNIA(United Nigro Improvement Association=世界黒人開発協会)を設立しました。また、ラスタファリアニズムの始まり、『今に黒人の皇帝が現れる、その人が救世主だ』、と予言したことで知られています。その後、エチオピア帝国の最後の皇帝 ハイレ・セラシエ1世が誕生しました。これによりジャマイカ人のアフリカ回帰主義が盛り上がりました。残念ながらMarcus Garveyは1940年に他界、ジャマイカの独立を見ることはできていません。

さて久しぶりのリリックご紹介はBurning Spearが歌ったMarcus Garveyです。


Burning Spear / Marcus Garvey

Marcus Garvey's words come to pass,-
Marcus Garvey's words come to pass,

Marcus Garveyの言葉が届くよ
Marcus Garveyの言葉が届くよ


Can't get no food to eat,
Can't get no money to spend, Wo-oo-oo
Can't get no food to eat,
Can't get no money to spend, Woo -oo- oo

食べる物がない
物を買うためのお金がない
食べる物がない
物を買うためのお金がない




Come, little one and let me do what I can do for you
And you and you alone
Come, little one, wo-oo-oo
Let me do what I can do for you and you alone, woo-oo-oo

おいで小さな子よ、僕が君のために出来ることをさせておくれよ
君だけのためにね
おいで小さな子よ、wo-oo-oo
僕が君のために出来ることをさせておくれよ、君だけのためにね


He who knows the right thing
And do it not
Shall be spanked with many stripes,

正しいことが何か理解している彼
もし理解していなければ
むち打ちにされてしまうんだ


Weeping and wailing and moaning,
You've got yourself to blame, I tell you.
Do right do right do right do right do right,
Tell you to do right, Woo -oo- oo
Beg you to do right, Woo -oo- oo

泣き、叫んで、うめいても
自分を責めるしかないんだ、言っておくよ。
正しいこと、正しいことを、正しいことをしなさい
言っておく、正しいことをしなさい
お願いだから、正しいことをしなさい


Where is Bagawire, he's nowhere to be found
He can't be found
First betrayer who gave away Marcus Garvey
Son of Satan, First prophesy,
Catch them, Garvey old
Catch them Garvey, catch them Woo -oo- oo
Hold them Marcus, hold them Woo -oo- oo
Marcus Garvey, Marcus Woo -oo- oo

裏切り者はどこだ、どこを探したって奴を見つけられない
奴は見つからないんだ
Marcus Garveyを最初に裏切ったやつ
サタンの子、最初のお告げでは
奴らを捕まえろ、Garvey
奴らを捕まえろ、Garvey Woo-oo-oo
奴らを捕まえるんだMarcus、捕まえろ Woo-oo-oo


======

当店現在、こちらのDJバージョン Big Youth / Mosia Garveyがございます。
"Garvey"で検索したページはこちら


http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

10/14/2015

Shelly-Ann Fraser Pryce、坊主頭に!

ジャマイカが世界に誇る陸上選手、女子はShelly-Ann Fraser Pryceが男子のチャンピオンUsain Boltと並び、揺るぎない地位を築いていますが、その彼女がなんと昨日ヘアスタイルを変えて公の場に登場、その姿はなんと坊主頭でした。


くっきりとした顔立ちと美しい頭の形で非常によく似合っていますね。

夏に北京で行なわれた世界陸上2015では緑のエクステンションにひまわりの花をおでこの周りに付けた姿が記憶に新しいため、かなり印象が変わりました。通常時はこの髪型ではありませんが、こうしたセレブと呼ばれる人達はたいていスタイリストがついています。


世界陸上2015の時

黒人女性にとって髪は命!私達アジア人とは違い、お手入れが相当大変な黒人にとって由々しき問題です。手入れのされていない髪で晴れの舞台にあがるなんてとんでもない。だから皆こういったレースの時はもちろん、ジャマイカでは昼間はボサボサの髪だったとしてもダンスに行く時になればウィッグやヘアアイロンなどで整えるのです。(そのバリエーションはかなり多く、また、髪やその他のヘアケア製品にかける金額の割合は驚くほどです)

昨日までショートヘアだった人が、 次の日いきなりロングヘア(のウィッグをつけて)で現れることもあり、驚かされることもしばしば。



話は少し飛びますが、2012年のオリンピックに、アメリカからGabby Douglasという10代の体操選手が出場しました。彼女はその才能を買われ、白人の家庭に住み込みながら練習に通っていたという背景があります。決して裕福な家庭に生まれ育ったわけではないそうです。その彼女が世界中の人から注目される晴れの舞台、オリンピックで、シンプルにひっつめた髪型で現れたとき、アメリカの多くの黒人女性達が悲鳴を上げ、大きな議論となりました。(その時の記事:http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2189317/Gabby-Douglas-bows-pressure-books-celebrity-hair-stylist.html)今はスタイリストがついていると思いますが、彼女達にとって髪がどれだけ重要であるかを知ることになりました。

Shelly-Annはこの新しいヘアスタイルを昨日、自身のFacebookページにあげていましたが、どんな心境の変化だったのでしょう。坊主頭ならこれからどんなヘアスタイルも実現できますね。

ヘアスタイルだけでなく、来年開催のリオ五輪でのレースもまた楽しみです。Go Team Jamaica!

*黒人女性の髪の問題については、アメリカのChris Rockが撮ったドキュメンタリ映画、『Good Hair』でよく知ることができます。

映画 Good Hair




http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 










Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

9/24/2015

[2015/09/24] インタビュー『レゲエ界の殿堂について語る』

久しぶりのBlogでのジャマイカニュースのご紹介となりました。今日はレゲエの殿堂についてのインタビューです。

世の中にはその分野で素晴らしい功績を残した人に授けられる「殿堂(Hall of Fame)」というのがありますが、ジャマイカが産んだ素晴らしい音楽にはまだ殿堂がありません。今日は、このレゲエの殿堂について業界関係者をインタビューしたというJamaica Gleanerの記事を訳しました。

======
2年以上の間、レゲエの殿堂の設立について話し合われ、またこの案が持ち上がってから多くの音楽関係者や財力や地位的に力の持つレゲエ愛好者たちがサポートするために集まっている。しかしこのアイディアが出た当初から現在までの間、ほとんど何も進んでいないというのが正直なところなんだそう。

業界の内部関係者はこれに一言モノ申す!ついにジャマイカがお金を生むための時が来た、そしてこのアイディアを他の国が始める前に軌道に乗せなければ!と意気込んでいます。

Gleaner紙は、JaRIA(ジャマイカレゲエ協会)の経理担当者であるJunior Lincolnにインタビューを行なった。またそこで彼は、レゲエの殿堂の設立案はもうだいぶ前からあったことだと説明する。

「いいアイディアだと思うし、これはずっと前からあったことなんだ。レゲエは今や国際的な音楽になっているし、世界中の人々がこの音楽の産まれた場所を訪れるためにたくさんのお金を遣っている」

また彼はレゲエを産んだ国 - ジャマイカ - が世界に向けたアピールとして音楽ビジネスを十分に活用できていないと強調する。ジャマイカはこの国が産んだレゲエという音楽から利益を得てもいいはずだという。

「他の国はすでにレゲエ音楽から利益を得ることに成功している。だから彼らが自国でレゲエの殿堂を設立しようとする前に今、我々がやるべきだ。彼ら(他国)はレゲエからお金を生み出すことを知ってるし、製品を適切に市場に届ける方法をすでに見いだしている。ジャマイカは先を越される前にやらないといけない。」

業界のベテランであり、多くのアーティストと仕事をしてきたNeil Robertsonもレゲエの殿堂の設立に対して思いがある。ジャマイカが広い世界に向けた「ジャマイカ」というブランドを押し出すのに準備万端ではないということに異論はない、しかしながら他国がこのレゲエの殿堂のアイディアを持って行くのは違う、と考えている。

「2万人以上が集まるような世界中の音楽フェスに行くことがある - ジャマイカに興味のある人達ばかりがあつまるような - けどそこで『ジャマイカ』というブランドを十分にアピールできてないんだ。他の国が殿堂設立のアイディアを取ってしまうとは思わない、でもレゲエはやっぱりジャマイカのものだと思うし、だからジャマイカ政府がジャマイカとこのレゲエという音楽をプロモートするために投資すべきだと思うね」と語る。

また彼はこの殿堂ができれば、観光客にとってのいいアトラクションになる、という。そして国際的な音楽業界に対して、世界に通用する新しい音楽と才能がここにあるというメッセージを送ることができる。

しかし前出のLincolnはこれに対し違った視点を持つ。「新しいスタイルの音楽も大切だ、だがレゲエの殿堂は、音楽ビジネスに輝きを取り戻すことでジャマイカに貢献し、そしてレゲエの産まれた場所として再確認させるものだと思ってる。ジャマイカはレゲエを産んだ国としてリスペクトされているし、この場所で皆がいい音楽を作ってるんだ。ただ我々がもう少しやらなければいけないことがある」

またプロデューサーであるWinston "Niney" Holnessも意見する。
「我々はまだ未熟な部分がある。他のジャンルの音楽を見てみると、みんな殿堂がある。レゲエはそれらと同じくらい世界に広がってるのに、何故ないんだ?」

レゲエの殿堂とする場所をどこにするか、という質問におよぶと、様々な意見があがる。Nineyは観光客が集まる北海岸(オチョリオスやモンテゴベイがある)はすでに人が知っている場所で、お金を生むのに適している、そしてキングストンに関しては、人々はそれほど観光のアトラクションとしてキングストンを訪れたいと思ってない、という。

Lincolnはキングストンがいいと言う。キングストンはエンターテインメントのメッカであるし、政府もキングストンのダウンタウンを開発するのにかなりの投資をしている。そして歴史がある。そしてアーティストがブレイクするのはだいたいキングストンだし、この国の音楽業界が生まれたのはキングストンじゃないか。レゲエの殿堂にキングストンを選ばないのは必然的なことだと思うよ。

Robertsonは頭を悩ます。「キングストンにすることには賛成するよ、アーティスト、プロデューサー、そしてマネジャーたちのほとんどがここにいるからね。でも観光客を掴むために他のアトラクションも含めて考えるとモンティゴベイからオチョリオスがいいんだよね」

3者それぞれの意見があるが、共通しているのは、これらのプロジェクトの責任は業界と政府が共有すべきだということだ。

「政府が音楽業界に対して何かしてくれるとは思わない、しかしながら投資はしてくれると信じてるよ。プロジェクトはお金を生むビジネスであるから、エンターテイナーや業界の人達が自由に投資すべきだし、その利益は長い期間をにおいて皆に広がって行くだろう」

Nineyはまたこのプロジェクトの資金集めは皆で行なうべきだと言う。「政府だけでやるべきではないと思う。なぜなら今日のジャマイカの経済状況を見ている限り、絶対に具体化されないだろうからね。ちゃんと実現させたいと思うなら皆を巻き込むべきだ」

Robertsonは資金集めは、レゲエの殿堂の場所となるその地の人や企業に頼るべきだと言う。「もし殿堂がキングストンになるなら政府をしっかり巻き込むべきだ。逆に観光地になるなら、その時は観光客のアトラクションを提供する民間企業の投資を募ることができると思う。」

今回、インタビューに応じてくれた3人いずれも、hall of fameの選考には、エンターテイナー、プロデューサー、エンジニア、マネジャー、そしてレコードレーベルなど全体に渡り広くレゲエ音楽に大きな貢献をした人が選ばれるべきだ、と締めくくった。

記事原文:http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20150921/industry-insiders-weigh-hall-fame-talks

===========
今までジャマイカ国内ではこの取り組みがあまり進んでいなかったけれど、他国、それもアメリカかイギリスでこの話が浮上し、「レゲエの殿堂を他の国でやられたら困る!」って感じで再燃したような気もしますね。

もちろんレゲエが生まれた国ですから、もっともっと大きな枠組みでレゲエを、そしてジャマイカを盛り上げることができるはずなのに、その投資が国内からでは足りない、というのが原因の一つです。(政府のレゲエに対する協力体制が弱いのもあるかもしれません)

少し話はずれますが、ジャマイカでは音楽に限らず農業や教育など様々な業種において資金や人材不足がプロジェクトの失敗の原因になることがあります。過去にもJICA(国際協力機構)を通じて日本政府がジャマイカの発展のために企業に対して協力/参画したプロジェクトがあるのですが、そのプロジェクト中はいい感じに進んでもそのプロジェクトが終わると同じように続けるだけの資金力が企業側になかったり、そこで働く人達の教育に投資できなかったり、様々な理由でせっかくの努力が台無しになってしまいました。そんなことも時々耳にします。

さて、検索してみると"Reggae Hall of Fame"というNGO団体があるそうで、Facebookにそのページがありました。(この団体と今回のインタビュアーの3人が一緒に活動しているのかは不明)
https://www.facebook.com/pages/Reggae-Hall-of-Fame
ただ、コンセプトは同じ、このレゲエという音楽そしてジャマイカを世界に広めた人達を称えたい、というのが目的です。(上に掲載した画像は、このNGO団体が主催したポスターコンテストに入賞した作品です)

レゲエができてだいたい50年、この間、表彰されていないたくさんの功労者がいます。第一回目はどんな人が表彰されるのか、それを考えるのも面白いですね。



http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

7/09/2015

[2015/07/09] Reggae Dayにサウンドシステムについて語る

毎年7月1日はInternational Reggae Dayです。
今年も世界各地でレゲエについてのイベントが催され、ここキングストンでは様々な角度からレゲエについて話し合うカンファレンスが行なわれました。レゲエの重要な要素一つ、サウンドシステムについてももちろん語られていたのですが、その記事が先日のSunday Gleaner紙でまとめられていたのでご紹介します。

=======

Reggae Day analyses sound systems   - Reggae Dayにサウンドシステムについて語る -

1950年代からサウンドシステムはジャマイカの文化として輝いてきました。サウンドシステムはジャマイカ音楽が世界にアピールするのにとても重要な役割を担っています。しかしながらここ数年サウンドシステムカルチャーが廃れてしまっているという危機がささやかれています。

人気のサウンドシステム、Bass OdysseyのYaniq Walfordはサウンドシステムカルチャーは健在だ、と言います。先日International Reggae Dayで行われたカンファレンスでそれについて意見を述べました。

「かつての盛り上がりはないとはいえ、サウンドシステムカルチャーは死んでいないし、もちろん生き続けています。」と言います。Walfordはサウンドシステムがジャマイカ文化の代名詞と呼んでも過言ではないだろうし、今後もずっと続いて行くものだ、と指摘しました。

「サウンドシステムを定義することは難しいし、しばしば誤解されることもある。けれども絶対に間違わないことは、この文化がどこから来たかということ、ジャマイカは常にサウンドシステムのホームだし、それだけで続けて行くことができる文化があります」

新しい時代
しかしながら現代はデジタルの時代であり、それにあわせてサウンドシステムも変わって行かなければいけないと述べます。「サウンドシステムには助けが必要です」というのも、Noise Abatement Act(=騒音排除条例)がサウンドシステムの存続に影響している、という観点で指摘しました。

Walfordはほとんどのサウンドシステムの稼ぎはダンスの営業からだと説明します。またこの条例がイベントが行われるのに人々を安上がりな方向へ導いてしまっていると言います。
「サウンドシステムを呼んでプレイしてもらうよりも、パーティでパソコンを持ち込んで音楽をかけてくれるDJのほうが好まれつつある。それが安く済むし、パーティは午前2時で終わる。これがよくないのです。そして人々は2時になったら終了してしまうパーティにお金を使わないのです。」

また、「もし時間が延長されたら、みんなももっとそこで費やす時間やお金に対して価値を感じると思う。」と付け加えました。

彼女は自分たちをサウンドマンだと呼ぶDJ達が本物のサウンドシステムのブランドを傷つけているとも言います。
「彼らは自分自身をサウンドシステムのプレイヤーだと呼ぶのをやめるべきです。機材を使いこなせないのならチームを作って動かすべき、もしくは少なくともボックスを持つこと。そうすればまあ、サウンドシステムと呼んでもいいんじゃないかと思う」

この発言に音楽業界のベテランGussie Clarkeはこれに賛同し、また、レコーディングにおける質の問題に発展させました。

「ジャマイカには保存していくべき価値と音楽がある。我々は音を製作し、そしてそれを音楽として世に出して行く。我々がもっと慎重にならなければジャマイカは我々を定義するこの大切な音楽を失うことになってしまう」と発言しました。

Walfordに戻り、また彼女はPayola(*)についても述べました。「Money Pull-upがこのビジネスをダメにしている。人々は音楽を聴くためにダンスに行く。ところが一人の人間が同じ曲を何度もかけるようにセレクターにお金を払ったら、サウンドシステムが提供するべき音楽の多様性を殺してしまう」

*Payola:お金を払って特定の曲をかけてもらうこと。サウンドシステムだけでなく、ラジオDJなどもお金をもらって曲をプレイしているなど言われており、ジャマイカでは大きな問題となっています。

今年のInternational Reggae Dayはジャマイカのサウンドシステムが与えている音楽と文化の発展と国際化へのインパクトについて称えました。また、今年のIRD 2015 Awardsにはジャマイカのサウンドシステムの革新者であるKing Jammy、Stone Love Movement、Merritone Music、Prince Bustor's Voice of the People、故Louise Fraser Bennett そして日本のサウンドシステム、Mighty Crownに送られました。

記事原文:http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20150705/reggae-day-analyses-sound-systems
============

ダンスは2時で終了、という条例が出来たのは騒音の面からもありますが、ダンスホールの中でも聞きたくない/自分の子供には聞かせたくない曲(リリック)が増えて来ているから、というのもあります。人々が真面目になってきているとも言える一方で、フリーキーな曲が増えているのも事実ですからね・・・。

また若い子たちは安全なクラブに行き、レゲエだけでなく様々なダンスミュージックがかかるパーティを好むのも人々の行動が変わりつつある証拠です。(アメリカの影響が大きいです)

レゲエが世界的に素晴らしい音楽として認められていることはわかっていても、サウンドシステムがその大事な要素の一つであること、ダンスに行かないジャマイカ人は全然知りません。先日、ジャマイカのブルーマウンテンが世界遺産に登録されましたが、レゲエはたまたサウンドシステムの文化が世界に誇れることをもっとアピールすることも大切なんでしょうね。

Mighty Crownが表彰されたのは嬉しいニュースです!
http://www.mightycrown.com/news/2015/07/international-reggae-daymighty-crown.html


http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

6/02/2015

[2015/06/02] パトワ語辞書サイトのご紹介 - Jamaican Patwah -

Jamaican Patwah http://jamaicanpatwah.com/という皆で作る辞書サイトがあります。



ジャマイカの方言であるパトワの辞書で、英語にはないパトワ独特の表現や単語、またことわざなどが掲載されています。英語で書かれているのですが、その意味、言葉の成り立ち、使い方の例文が載っていてわかりやすい。

ジャマイカ人の間では言葉の流行があり、またその移り変わりは早く、曲の歌詞に出て来るけど英語の辞書には載ってないということもあるので、このサイトの存在は助かります。皆で投稿しながら作っていくので新しい言葉が追加されて行くのはありがたいですね。

また、ダンスホールやラスタファリアンといった使う場面などでカテゴリ分けされているページもあり(http://jamaicanpatwah.com/dictionary)それぞれのカテゴリに行くと、登録されている単語/フレーズを一気に眺めることができます。調べたい言葉を自分で思いつけなくても、どこかで耳にした言葉がそこに載っていたりするので見ているだけでも勉強になります。

なお、ジャマイカの公用語は英語です。もちろんパトワ語も通じるのですがあくまで方言という認識なので話す場所や相手によっては英語を話したほうがいい場合もあります。また、パトワ語の表現、特にコスワードはとても強いものがあるので辞書で見た物をいきなり人に対して使うのは危険です。ちなみに、ボン*クラーは、外では絶対に使ってはいけない言葉なので要注意!


http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

3/27/2015

[2015/03/27] Wah Gwaan Jamaica? - Easter Holiday その② Easter Bun -

先週ご紹介したイースターのカーニバルに引き続き、ジャマイカのイースター(復活祭)記事第二弾として今日はEaster Bun(ここではイースターボンと書きます)をご紹介したいと思います。

ジャマイカでは、日頃よりBun(ボン)と呼ばれる、もっちりした甘くて少しだけスパイスの入った蒸しパンのようなパンが世代を超えて好まれています。ちなみに下の写真にあるようなSpicy Bunのことをそう呼ぶのですが、ドライフルーツの入ったFruit Bun、ビックリするほど甘いSugar BunやシナモンのかかったCinna-bunなどもあります。

通常はボン単体ではなく真ん中でスライスしてそこにジャマイカのチェダーチーズを挟み、甘い x 塩っぱいを楽しむジャマイカのファストフード、Bun & Cheese(ボナンチーズと発音します)として食べます。街角のベンダーでもたいてい売っていて、ナイフで切ってチーズを挟むところまでやってくれますし、ガソリンスタンド脇のコンビニ的なお店でももちろん売られていて、すぐ食べられるようにナイフを貸してくれるところもあります。

 おなじみのBun & Cheese



ちなみにこれ1個食べると相当お腹いっぱいになります。ジャマイカのスーパーマーケットで売られているパン類の多くは、土地の気候と人々の習慣が反映されており、腹持ちがいいことと傷みにくいことが特徴です(原材料の善し悪しはともかく、です)。

Easter Bun
さて、イースターの前になると、スーパーマーケットにはドライフルーツがふんだんに使われたイースターボンと大容量のチーズが季節のおすすめコーナーを占領し始めます。また、逆にそれ以外の時期、このボンがパン売り場のメインに来ることはなく、ひっそりと下段に並んでいます(イースターの文字はないです)。また化粧箱に入っているのはこの時期だけです。

Easter Bun特設会場
それぞれお気に入りのメーカーがあるようです。



山積みのチーズ
(塊なので、お好みのサイズにで切って使います)








イースターボンは、ジャマイカが奴隷だったころ、イギリスから持ち込まれた物で、味や見た目は少しずつ異なりつつもイギリスはもちろん、同じようにイギリスに支配されていたカリブ諸国やアフリカ、インドなどに今でも残っているものなんだそうです。

 こうして挟んで食べるのが一般的です




ちなみに、イースターの食習慣は、本来Ash Wednesdayの前日からGood Fridayの昼までの間は乳製品を摂らず、それが解禁になった金曜日にこういった甘いものやこってりした物を食べるんだそうで、現代でもイースターを祝う世界各国で様々な形で引き継がれています。

ジャマイカでは自分のために買うのももちろんですが、イースターの間(金曜日から月曜日まで)が休暇になるため、前日である木曜日、オフィスなどでは上司が部下に贈ったり、また田舎の家に持ち帰ったりするギフトとしても一般的です。

間違いなく高カロリー(!)ではありますが、ジャマイカの食文化の体験のひとつとして試してみるのもおすすめです。飲み物にはぜひブルーマウンテンコーヒーを!
  
Easter Bun & Cheese



スーパーマーケットのパン売り場


気付けばイースターのお休みはすぐそこ、来週の金曜日から日曜日までお休みなので、家族に会いに田舎に帰ったり、リゾートエリアのほうへ行ったり、それぞれお楽しみな計画を立てているようです♪

ジャマイカではGood Friday(4/3)、Easter Monday(4/6)は祝日です。役所やオフィスはもちろん、ほとんどのお店が閉まります。クリスマスなみにほとんどのスーパーマーケットが閉まり、街は閑散とするので、事前にお買物を済ませるようご注意ください。

http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/