クリスマスが終わり、全体的に元気のない1月のジャマイカで一番盛り上がるラスタアーティストのお祭り、Rebel Saluteが今年も行われます。今年はこの週末1/15、16の二日間、St. AnnはOcho Rios近くでの開催です。今年はMavadoが出演するのが注目ですね。
昨年2015年はジャマイカで大麻が解禁、国民や大麻愛好家にとってとても大きな一年となりました。11月には同じくジャマイカの西の街、ネグリルでカンナビスカップ(*)が開催、またここで初めてラスタの音楽フェス、”Rastafari Rootz Fest”が行われました。
*カンナビスカップとは:誰の育てた大麻が一番美味しいか決めるコンテスト/その他大麻に関する展示会や商業的イベントも含む
Rebel Saluteでは、Herb Curbと呼ばれる大麻を吸うエリアが設置されます。ここではラスタの人たちの瞑想や医療用に使う人、そして普通の人も自由に大麻を持って入ることができます。
16日土曜日の午後2時からは大麻の有効性や利用について、これまでとは異なる観点で模索するためのシンポジウムが行われる予定です。
主催者の一人、Jahyudah Barrettは、「今回は大麻の持ち込み(特例)が許される代わりに多くの規定があります。イベントでは当然多くの大麻を目にすることになるでしょう。その際に、誰がそれを運んできたのか、誰が売るのか、などが決められています。」加えて主催者のTony Rebelは「誰が運んできたかって、名前を挙げられた人は警察に行かなければならない。でもイベントにはたくさんの警察官がいる。彼らに大麻を吸うことで何が起こるか、そして誰が運んできたか、見せればいいじゃないか。もちろん、子供達がここに入ることは許されないよ」
また、今回のイベントではジャマイカの危険ドラッグ管理機関と医療関係者が協業しており、この特例が認められる代わりに政府から義務付けられているんだそうです。
イベントには18歳以下も入場できますが、このHerb Curbエリアには子供が入ることが絶対にないよう常に監視がつくことになっています。ただし、このエリアについて学習/研究したいという学生がいたら、その時は先生が同行するという条件に限り入場が許されます。しかし一般的な規則では子供は入れません。(治療のために必要な子供は例外)
記事原文:
http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20160113/herb-curb-under-control
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Rebel Saluteのサイトはこちら
http://www.rebelsalutejamaica.com/
有料ですがストリーミング配信も行われます。
もともとこのイベントでは、他のダンスホールのイベントなどよりはるかに多くの大麻を売る人、吸う人がいましたし、ラスタだから当たり前、警察も暗黙の了解のことだったと思います。昨年4月に国が正式に合法化したこたとでこのように公の場(イベント)での取り扱いについて明示したり、喫煙所を設置することになったのでしょう。(実際はこの場所に限られているわけではないと思いますが)
ちなみに、ジャマイカでの大麻の扱いのルールの中では、ラスタを始めとする宗教的な集いなどでの瞑想に使うことも許されています。
昨年4月に大麻が解禁となった際の当ブログの記事
http://tingsandtimerecords.blogspot.jp/2015/04/20150415.html
ちなみに、2oz(58g程度)以下の所持で警察に止められた場合、犯罪履歴には残らないものの、罰金(500円程度)が課されますのでご注意を。
Tings & Time Records
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