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3/30/2016

見た目よりも能力を - Queen Ifricaが女性アーティストへアドバイス

今日は、Queen Ifricaが大学で行ったスピーチをご紹介しています。見た目を磨くより能力を!とても説得力があります。そこで認められた才能と本当の意味での音楽との出会いについてを語っています。
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 Talent Before Image - Queen Ifrica Gives Female Artistes Priority Advice
キングストンにある西インド大学(通称UWI)で先週火曜日に行われたReggae Talkという会でQueen Ifricaが行ったスピーチの中で、女性アーティストに向けてアドバイスをした。

Ifricaいわく、レゲエにおいて女性は対等な位置に置かれない、だから多くの女性が一生懸命働かないと言われている、と主張した。
「あなたが何をしていようと、男女関係なく一生懸命やること、そうすればうまくいく。
わたしが見てきたアーティスト志望の多くの女性は見た目を優先したがる。イメージはすべて、そして才能はそこに付いてくるもの」という。しかし、「でも両方あったほうがいい」と言った。

彼女自身の経験を話してくれた。
「小さな頃育ったコミュニティでは、私は世界一醜い少女とレッテルを貼られていた。単に平べったい鼻と分厚い唇のせいでね」
当時彼女の鼻は、St. CatherineのBig WalkにあるFlat Bridgeと比べられたんだそう。

バカにされていた学生時代を思い出し、「角を曲がると私をからかうヤジが始まるのよ。でも、何も感じなかった。気にしてなかったし、彼らは自分らしくいられない人達なんだなって思ってた。私はそのままの自分でいただけ。」とにこやかに話してくれた。

家族の中でも彼女の叔母はインド系の男性を好み、生まれてきたいとこ達の髪は俗に言う"Pretty hair"(アフリカ系の人達にとって、まっすぐの髪は憧れのpretty hairなのです)で、Queen Ifricaのような縮れた髪ではなかった。
「家族だけじゃなく、よその人にもからかわれてた。でも私が大好きだった祖父はいつも"お前はお金よりも大切な孫娘だ"、と可愛がってくれたものよ。」
そういった環境が自分を見失った人達とうまくやるための情熱に繋がったと話す。

「私の音楽は、自分を好きになることはとても素晴らしいことなんだ、って言っているの。」
彼女は自身の相談役としてTony Rebelの名前を挙げ、この業界に入った時のことを話してくれた。もともとそんなに強い意志があったわけではなかったんだそう。初めてRebelに会った夜、年末のイベントStingに行くつもりだったと言う。ところが最終的に別の場所で行われていたGarnett Silkのコンサートに行ってしまった。

コンサートでは、出演していた友人がIfricaの名前を呼び、そこで歌うように促してくれた。いつもは断っていた彼女だが、この時は例外だった。大好きなSilkのために歌ったのだ。

そして歌い終わった後、仲間が「Tony Rebelが君に会いたがってる。」と言ってきた。
そしてRebelに会いに行くと、RebelはIfricaにGarnett Silkみたいだった、と感想を述べたという。「すごく気分が良かったわ。ニコニコでうちに帰ったの。掴むべきチャンスがそこにあったの。"ワオ!Tony Rebelが私の歌声をGarnett Silkみたいだって言ってくれてる!!"ってね。私の本当の音楽の旅路はそこから始まったの。」

http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20160330/talent-image-queen-ifrica-gives-female-artistes-priority-advice

Queen Ifrica / Freedom of Speech  他にもいい曲がたくさんあります。


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ジャマイカ人は見た目のことをすごくストレートに言う人達で、美醜や身体的な特徴をニックネームにすることもあるので、傷つくひともいるんじゃないかと思うほどです。
でも一方で、自分は自分、Be Original、自分大好き!と胸を張って言える素晴らしい人達でもあります。
音楽においても、聴く側は耳が肥えていて、下手だとハッキリ言うし、ステージでは「もう帰って」という意味を表し、パフォーマンス中に拍手をしたり。
そんな中で素晴らしい歌唱力は言うまでもなく、ストレートに自分の想いを曲にして伝えるQueen Ifricaが人々の心を掴まないわけがありません。やりすぎと言われようと、レゲエはRebel Music(反抗の音楽)ですから世の中の不条理を歌にしてみんなの目を覚ましてくれるのです。

12/14/2015

インタビュー:A Beautiful Time for Kashief Lindo

当店の商品でもすぐ売り切れてしまうFirst Cutのカバーでもおなじみ、Kashief Lindoのインタビューをご紹介します。
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A Beautiful Time for Kashief Lindo

彼が今年6月にHeavy Beat Records Labelからリリースした曲、”She’s Beautiful”は、フロリダとニューヨークのトップチャートに入りました。(Conversation Riddim)


「とてもいい曲だよ、そしてキャッチーだ。みんなメロディーがいいって言ってくれてるね。Honorebelが書いた曲なんだ」と本人談。

ジャマイカ生まれのKasher Lindoは曲の売れ行きについて心配したことがないそう。
「スタジオに行くときはいつでも全力を尽くすだけ。100%の力を出し切ることだね。だからチャートとかそういったもの(評判や売り上げなど)について悩んだことが全然ないんだ。ベストを尽くしてるよ」

ベテランプロデューサーで2012年、Lindoの作品で、マイケル ジャクソンのトリビュートアルバム"A Reggae Tribute to Michael Jackson"をプロデュースしたWillie Lindoの息子だ。このアルバムで、Lindoはマイケルの人気の曲をスカとレゲエのビートで歌っている。

Lindoは現在30代、自身をオールラウンドシンガーと表す。
「自分のことをラバーズロックシンガーとは思ってないんだ。それだけにとらわれず、自由にやっていきたいと思っている、それに何についても話すよ、たとえば世界で今何が起きているか、とかね。いつも前向きにね。私たちはもっとそうあるべきなんじゃないかな」

現在は来年前半にリリース予定のアルバムを製作中だそう。
「このアルバムは時間をかけてじっくり作ってるんだ。The ClarendoniansのYou Can’t Be Happy (Until You Love Someone)のカバーも入る予定だ。





記事原文:
http://www.jamaicaobserver.com/entertainment/A-beautiful-time-for-Kashief-Lindo_45375
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当店のKashief Lindoの作品はこちら(人気のため、現在品薄です・・・すいません)
The Clarendonians / You Can't Be Happyはお取り扱いがあります。(EX-)こちら

年末年始に向けて様々な話題が出ていますね。先日のWelcome To Jamrock Tourの盛り上がりももちろんですが、クリスマスから年明けまで多くのイベントがありますので面白い記事があったらご紹介していきたいと思います。

一つだけ、来年は1年ぶり?にShaggy and Friendsがおこなわれます。これはShaggyが国内外のアーティストを集めて行うチャリティーコンサートで、2009年に始まり、収益金はキングストンにあるBustamante子供病院に贈られます。

海外からはNelly、Boys II Men、Omi、En Vogueが出演。ローカルアーティストもかなり豪華なラインナップになっています。この時期ジャマイカに行く人にはかなりオススメです。ちなみにみんなドレスアップしていきますのでご注意を!
公式Facebookページはこちら

http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

9/24/2015

[2015/09/24] インタビュー『レゲエ界の殿堂について語る』

久しぶりのBlogでのジャマイカニュースのご紹介となりました。今日はレゲエの殿堂についてのインタビューです。

世の中にはその分野で素晴らしい功績を残した人に授けられる「殿堂(Hall of Fame)」というのがありますが、ジャマイカが産んだ素晴らしい音楽にはまだ殿堂がありません。今日は、このレゲエの殿堂について業界関係者をインタビューしたというJamaica Gleanerの記事を訳しました。

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2年以上の間、レゲエの殿堂の設立について話し合われ、またこの案が持ち上がってから多くの音楽関係者や財力や地位的に力の持つレゲエ愛好者たちがサポートするために集まっている。しかしこのアイディアが出た当初から現在までの間、ほとんど何も進んでいないというのが正直なところなんだそう。

業界の内部関係者はこれに一言モノ申す!ついにジャマイカがお金を生むための時が来た、そしてこのアイディアを他の国が始める前に軌道に乗せなければ!と意気込んでいます。

Gleaner紙は、JaRIA(ジャマイカレゲエ協会)の経理担当者であるJunior Lincolnにインタビューを行なった。またそこで彼は、レゲエの殿堂の設立案はもうだいぶ前からあったことだと説明する。

「いいアイディアだと思うし、これはずっと前からあったことなんだ。レゲエは今や国際的な音楽になっているし、世界中の人々がこの音楽の産まれた場所を訪れるためにたくさんのお金を遣っている」

また彼はレゲエを産んだ国 - ジャマイカ - が世界に向けたアピールとして音楽ビジネスを十分に活用できていないと強調する。ジャマイカはこの国が産んだレゲエという音楽から利益を得てもいいはずだという。

「他の国はすでにレゲエ音楽から利益を得ることに成功している。だから彼らが自国でレゲエの殿堂を設立しようとする前に今、我々がやるべきだ。彼ら(他国)はレゲエからお金を生み出すことを知ってるし、製品を適切に市場に届ける方法をすでに見いだしている。ジャマイカは先を越される前にやらないといけない。」

業界のベテランであり、多くのアーティストと仕事をしてきたNeil Robertsonもレゲエの殿堂の設立に対して思いがある。ジャマイカが広い世界に向けた「ジャマイカ」というブランドを押し出すのに準備万端ではないということに異論はない、しかしながら他国がこのレゲエの殿堂のアイディアを持って行くのは違う、と考えている。

「2万人以上が集まるような世界中の音楽フェスに行くことがある - ジャマイカに興味のある人達ばかりがあつまるような - けどそこで『ジャマイカ』というブランドを十分にアピールできてないんだ。他の国が殿堂設立のアイディアを取ってしまうとは思わない、でもレゲエはやっぱりジャマイカのものだと思うし、だからジャマイカ政府がジャマイカとこのレゲエという音楽をプロモートするために投資すべきだと思うね」と語る。

また彼はこの殿堂ができれば、観光客にとってのいいアトラクションになる、という。そして国際的な音楽業界に対して、世界に通用する新しい音楽と才能がここにあるというメッセージを送ることができる。

しかし前出のLincolnはこれに対し違った視点を持つ。「新しいスタイルの音楽も大切だ、だがレゲエの殿堂は、音楽ビジネスに輝きを取り戻すことでジャマイカに貢献し、そしてレゲエの産まれた場所として再確認させるものだと思ってる。ジャマイカはレゲエを産んだ国としてリスペクトされているし、この場所で皆がいい音楽を作ってるんだ。ただ我々がもう少しやらなければいけないことがある」

またプロデューサーであるWinston "Niney" Holnessも意見する。
「我々はまだ未熟な部分がある。他のジャンルの音楽を見てみると、みんな殿堂がある。レゲエはそれらと同じくらい世界に広がってるのに、何故ないんだ?」

レゲエの殿堂とする場所をどこにするか、という質問におよぶと、様々な意見があがる。Nineyは観光客が集まる北海岸(オチョリオスやモンテゴベイがある)はすでに人が知っている場所で、お金を生むのに適している、そしてキングストンに関しては、人々はそれほど観光のアトラクションとしてキングストンを訪れたいと思ってない、という。

Lincolnはキングストンがいいと言う。キングストンはエンターテインメントのメッカであるし、政府もキングストンのダウンタウンを開発するのにかなりの投資をしている。そして歴史がある。そしてアーティストがブレイクするのはだいたいキングストンだし、この国の音楽業界が生まれたのはキングストンじゃないか。レゲエの殿堂にキングストンを選ばないのは必然的なことだと思うよ。

Robertsonは頭を悩ます。「キングストンにすることには賛成するよ、アーティスト、プロデューサー、そしてマネジャーたちのほとんどがここにいるからね。でも観光客を掴むために他のアトラクションも含めて考えるとモンティゴベイからオチョリオスがいいんだよね」

3者それぞれの意見があるが、共通しているのは、これらのプロジェクトの責任は業界と政府が共有すべきだということだ。

「政府が音楽業界に対して何かしてくれるとは思わない、しかしながら投資はしてくれると信じてるよ。プロジェクトはお金を生むビジネスであるから、エンターテイナーや業界の人達が自由に投資すべきだし、その利益は長い期間をにおいて皆に広がって行くだろう」

Nineyはまたこのプロジェクトの資金集めは皆で行なうべきだと言う。「政府だけでやるべきではないと思う。なぜなら今日のジャマイカの経済状況を見ている限り、絶対に具体化されないだろうからね。ちゃんと実現させたいと思うなら皆を巻き込むべきだ」

Robertsonは資金集めは、レゲエの殿堂の場所となるその地の人や企業に頼るべきだと言う。「もし殿堂がキングストンになるなら政府をしっかり巻き込むべきだ。逆に観光地になるなら、その時は観光客のアトラクションを提供する民間企業の投資を募ることができると思う。」

今回、インタビューに応じてくれた3人いずれも、hall of fameの選考には、エンターテイナー、プロデューサー、エンジニア、マネジャー、そしてレコードレーベルなど全体に渡り広くレゲエ音楽に大きな貢献をした人が選ばれるべきだ、と締めくくった。

記事原文:http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20150921/industry-insiders-weigh-hall-fame-talks

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今までジャマイカ国内ではこの取り組みがあまり進んでいなかったけれど、他国、それもアメリカかイギリスでこの話が浮上し、「レゲエの殿堂を他の国でやられたら困る!」って感じで再燃したような気もしますね。

もちろんレゲエが生まれた国ですから、もっともっと大きな枠組みでレゲエを、そしてジャマイカを盛り上げることができるはずなのに、その投資が国内からでは足りない、というのが原因の一つです。(政府のレゲエに対する協力体制が弱いのもあるかもしれません)

少し話はずれますが、ジャマイカでは音楽に限らず農業や教育など様々な業種において資金や人材不足がプロジェクトの失敗の原因になることがあります。過去にもJICA(国際協力機構)を通じて日本政府がジャマイカの発展のために企業に対して協力/参画したプロジェクトがあるのですが、そのプロジェクト中はいい感じに進んでもそのプロジェクトが終わると同じように続けるだけの資金力が企業側になかったり、そこで働く人達の教育に投資できなかったり、様々な理由でせっかくの努力が台無しになってしまいました。そんなことも時々耳にします。

さて、検索してみると"Reggae Hall of Fame"というNGO団体があるそうで、Facebookにそのページがありました。(この団体と今回のインタビュアーの3人が一緒に活動しているのかは不明)
https://www.facebook.com/pages/Reggae-Hall-of-Fame
ただ、コンセプトは同じ、このレゲエという音楽そしてジャマイカを世界に広めた人達を称えたい、というのが目的です。(上に掲載した画像は、このNGO団体が主催したポスターコンテストに入賞した作品です)

レゲエができてだいたい50年、この間、表彰されていないたくさんの功労者がいます。第一回目はどんな人が表彰されるのか、それを考えるのも面白いですね。



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Tings & Time Records
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