4/09/2016

Vybz Kartel On Chronixx Diss “Just Another Artist Calling My Name For Publicity”

今日は、来月 初来日を予定しているChronixxがVybz Kartelをディスした、という記事をご紹介します。動画も合わせて観るとChronixxの話しているニュアンスが伝わると思います。
なお、Kartelは6月にアルバムをリリース予定です。

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Vybz Kartel On Chronixx Diss “Just Another Artist Calling My Name For Publicity”
 Vybz KartelがChronixxにDissされる!マネジメント曰く「単に人の名前を使って話題を作りたいだけでしょう」

Vybz Kartel On Chronixx Diss “Just Another Artist Calling My Name For Publicity”


ChronxxがVybz KartelのことをCannibal、つまり人食い人種だと呼んだらしく、先週、ダンスホール界が騒然となっている。

ChronixxはメディアマガジンのViceの、Noisey Jamaicaというコーナーのインタビューの中で、服役中の人気DJであるKartelについて激しく批難した。(Chronixxのインタビューはまだリリースされていません)

KartelのマネジメントはUrban Islandz(この記事のサイト)取材に対し、Kartel本人はChronixxが彼の名前をインタビューで挙げたというニュースを聞いた時、まったく気にする様子ではなかったと話してくれた。
「ChronixxはVybz Kartelについてそんな発言をする筋合いがないのです。なぜなら彼らは一度も会ったことがないし、話したことすらない。そして過去に一緒に仕事をしたこともないからです。」
Kartelのマネジメントは今朝そう話してくれた。
「明らかに彼(Chronixx)はハイプと世間に対するイメージを狙ってKartelの名前を使ったBad Mindです」

Noiseyのインタビューで”Here Comes Trouble”を歌うこのアーティスト(言わずもがなChronixxのことです)は、Kartelはいいことをたくさんしてきたが、まだ迷走している。そして”人食い人種”になってしまった、と指摘した。
「Vybz Kartel自身はこれまでの人生でいいことをしてきた、それは間違いないと言える。ギャングスタ、人食い・・・Kartelは人食いになるのに時間をかけすぎた。彼の曲を聞いてみればそれがとても人食いの音楽だってわかるよ。」と。

Kartelについて語っているのは2:55あたりから。

ChronixxはおそらくKartelと3人の容疑者が2014年に起こしたと言われる殺人事件について話しており、この事件では仲間だった一人の体を刻んで海に捨てられたのだ。Chronixxはインタビューの中で、「人間の体を切り刻んだりする正気の沙汰ではない行動が楽しいことになってしまっている」と言っている。

そしてその口は止まらず、Vybz Kartelの曲 ”Kill Dem All and Done”について、
「もし若い子たちがこの曲の言うことを真に受けて本当に『みんなを殺しに行こうぜ!』とか『奴らを殺してきたぜ!』って興奮するようになったら??」

(インタビューではChronixxはこの発言の直後、「どーなっちゃうの?といった意味を含むような、ちょっとKartelをバカにしたような表情で苦笑しています)

記事原文:http://urbanislandz.com/2016/04/07/vybz-kartel-respond-chronixx-diss-publicity/
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Chronixxの言うCannibalism、歌詞の通りに行動したらどうなるか、という観点でいえば、子供に悪影響であるのは確かです。でも、大人であればこれがジャマイカのゲットーに生きるギャングスタのかっこよさみたいなものだとわかるはずです。実際にジャマイカにいるとKartelの影響力の大きさをとても感じます。またBadな面だけではなく、子供達にちゃんと勉強しろ、とか制服をちゃんと着ろ、宿題はちゃんとやれ、顔のブリーチはするな、と歌う”Addi di Teacha”な一面も持っているのが人気の秘訣でもあるのでしょう。

Chronixxは、過去にオバマ大統領が訪ジャマイカしたあと、Marcus Garveyの罪に対してアメリカを批判して大きな問題になりました。また、ジャマイカ政府に対する批難の声明を出し、本人が思っている以上に物議を醸してきました。

ラスタはバビロンと呼ばれるシステム社会(大きなくくりで言うと今の社会全体ー政府や会社など)とは異なる生き方を提唱しており、レゲエを通してその矛盾やストレートなメッセージを伝えています。Chronixxは勇気ある行動ではあると思います。

その一方で、彼自身がJacob Millerのカバー曲で、Mouth Ago put You in a problem(口は災いのもと)と歌っているのですが・・・災いにならないことを願います。

http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
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