今回の表彰では、20数名いるのエンターテインメント界の授賞者の中でもRodiganはただ一人の非ジャマイカ人。しかしながらジャマイカ音楽の発展に貢献して来た重要な人物だ。
授賞について「とても光栄なことだね」とキングストンのペガサスホテルでその気持ちを伝えてくれた。
また、「自分の人生においてこの国の音楽に魅了され続けて来た。だからこういう形で賞をもらえるのは最高の気分だね。言葉で言い尽くせないほど嬉しいよ」とも。
Rodiganに加え、他の受賞者にはVP RecordsのVincent and Pat Chin、プロデューサーのLloyd 'King Jammys' James and Winston 'Niney' HolnessそしてエンジニアのKarl Pitterson とOverton 'Scientist' Brownがいる。またサウンドシステムでは、Downbeat The Ruler とYouthman Promotionが。故人への表彰としてJohn HoltとHopeton Lewisがあるため、教会のバンド演奏を指揮するMajor Joe Williamsにも贈られる予定。授賞式は2月28日。
Rodiganは、BBCの担当番組、BBC 1 Xtraでジャマイカ音楽を流し続けきた人。また、自身はジャマイカから来たこの素晴らしい音楽に出会い、恋に落ちたんだそう。
「1965年にMillie SmallのMy Boy Lollipopを初めて聴いたんだ。13歳の時のことだった。なんだこの素晴らしい曲は!と衝撃を受けた。あの耳に残るバックビート!それからSkatallitesのGuns of Navoroneを聴くようになった。スカはその頃ちょうどイギリスで聴かれ始めた頃で、どっぷりハマったね」
My Boy Lollipopの時代から考えると音楽はだいぶ変わって来たが、Rodiganの情熱は変わることなく、そして音楽の未来はまだまだ明るい。
「レゲエは明るい方向へ進んでるね。Chronixxや一緒に活動している若いラスタアーティスト達はとても素晴らしい。そういった若くて優れた人達をもっと起用していきたいね。Here Comes Troubleのような曲はインターナショナルの音楽市場に広がる可能性を秘めている、レゲエの市場だけではなく、それを越えたもっと広い層の人達にね。そしてヨーロッパ全土ではWho Knowsが大人気だよ」
Rodiganにこういった曲のようにヒットを生まれる可能性は何か聞いてみた。するとそれはすべてひとつにまとまっていると言う。
「リズム、そして人を惹き付けるサビ、そして素晴らしい製作から湧き出るエネルギー、この三つがうまく重なり合ったとき、ヒットは生まれる」
記事原文:http://www.jamaicaobserver.com/entertainment/Rodigan-elated-at-JaRIA-honour_18236409
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皆さんよくご存知のRodigan氏ですが、今回色々調べてみて、世界に(特にヨーロッパですね)レゲエを広めるのに貢献して来た人の一人だと改めて認識させられました。また、ご本人の来歴を読むだけでも少年の時から、そしていまだ冷めることのないレゲエへの情熱を感じることができます。(Wikipediaはこちら - 英語)
先日ジャマイカにも来ていたそうですが来月の授賞式は英国式にびしっとスーツをキメて現れるのでしょうか。
調べている途中で、RodiganがBob Marleyにインタビューした時の音源がありましたのでシェアします。(10分頃からインタビューです)
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/
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