今日はJamaica STARが選ぶTop Male Lyricists(人気男性作詞家 / 歌手)の第2弾。昨日紹介した5人に加えてもう5人の発表です。昨日ご紹介した5人についての記事はこちら
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さて昨日発表したトップアーティスト、選出するのが大変だったわけですが、もちろん皆さんの好きなアーティストが入っていなかったり、賛否両論あったと思います。というわけで今日はPart 2のご紹介です。
なお、このリストの順番は順位ではありません。
1. Buju Banton
レゲエとダンスホールでこの男が証明して来た作詞のスキルを否定することができる人はいるのでしょうか?Bujuは心のこもった詞を書き、また社会問題を問いかける事の出来る偉大なアーティストの一人であります。
2. Damian 'Junior Gong' Marley
彼の詞はやや難しくて時に辞書を使わないといけないこともあるでしょう。この人の作詞における知性は一流。Damianはフレーズからフレーズ、文章から文章、たたみかけるように音楽に乗せていきます。
3. Bounty Killer
もう一人のダンスホールの偉人、この人はジャマイカ音楽の歴史上、名を残せることができるほど豊かな才能を持っています。有名なラインに"tell dem say anytime, me hungry again dem ago see me nine"(*)というのがあります。これはジャマイカの社会が長い間抱えている貧困について疑問を投げかけているのです。
(*訳:俺はいつだって貧乏な生活に戻れるし、なんなら9mmの拳銃を持つことだってできるんだって奴らに言っとけよ)
4. Twin of Twins
誰がなんと言おうとも、この優れた才能を持つ双子を忘れてはいけません。彼らの曲を聴いていると学校で文学の専攻をしてたんじゃないかと思うわせるほど。不意打ちに笑ってしまうオチをつけるのも彼らのリリックの特徴です。
5. Aidonia
ギャルチューンからクラッシュチューンまで、Aidoniaは業界で作詞の才能を認められてきました。ギャルチューンの作詞は彼の得意分野であるようで、いつでもギャル達を踊りたいと思わせてしまうドンピシャの言葉選びと展開が顕著です。
さて、皆さんの好きなアーティストは誰ですか?この中に入っていないのなら、誰をこのチャートに入れたいですか?
記事原文:http://jamaica-star.com/article/20151202/startop5today-top-male-lyricists-part-2
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この記事の下のほうにみんながコメントできるようになっていました。Lt. Stitchie、Spragga Benz、Ninja Manが抜けてる!などなど様々な意見がありました。ジャマイカ人の多くは生まれた時からレゲエを聴き育っていきますから、耳は肥えています!(テレビCMの音楽もレゲエのリズムで作られているものが多いです)。
それにしてもこの10人(組)では括り切れないほど、ジャマイカには才能のある素晴らしいアーティストが新旧含めたくさんいますね。
年末に向けて色々なイベント、こうしたチャートなどが出てくると思います。その都度ご紹介できればと思います。
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/
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