[2014/09/15] Wah Gwaan Jamaica? -2014年の殺人件数 in JA

今日は、Irie FMのサイトに掲載されていたニュースをピックアップしています。
===========

700件。
今年が始まってから先週末までにジャマイカで起こった殺人の件数を表している。

警察の統計では、厳密に言うと先週末までに699人が殺されているという。それでも去年の同じ期間に起こった殺人件数824件と比較すると15%の減少。

その他、統計によると、
銃撃が890から789件で9％減、レイプは603件から465件の23%減、強盗は1,888件から1,507件の20%減、そして強盗が1,758件から1,718件の2%減。

また、警察の起こした射殺件数は、前年158件あったところ、同じ時期で88件、50%減少しているという結果となっている。

記事原文：http://www.iriefm.net/news/headline/just-under-700-murders-start-year
===========

[Tings & Time Recordsより補足]
過去に比べて件数は減少している、というのがこのニュースの伝えたいポイントだとは思うのですが、キングストンでは人の動きが多いので、やはり田舎に比べて件数の割合は多いと思いますし、ここに数えられていない事件もたくさんあるのが事実として言えるでしょう。実際、テレビや新聞では、頻繁に行方不明者の捜索依頼情報が掲載されています。

比較してみましょう。
日本は人口1.273億人(2013年）で、2013年の殺人件数は1,000件を下回っています。（ソースはこちら）
一方、その1/47の人口、270万人(2013年）のジャマイカでは今年2/3過ぎたところで殺人件数が700件。単純計算すると、今年の終わりには1,000件を超えることになります。

今年も2/3が終わりました。残りの1/3はクリスマスに向けて少しずつ街が盛り上がって行くと同時に、残念ながら治安は悪化していきます。クリスチャンの多いこの国ではクリスマスが一年で一番盛り上がる時期、誰もがお金を欲しがる時期なので、同じジャマイカ人でさえもかなり気をつけていないと大小あれどトラブルに巻き込まれることもあるでしょう。

またクリスマス前の注意事項は近くなった頃にお知らせしたいと思いますが、まだまだジャマイカは荒削りな国だと再認識させられる統計結果となったのでご紹介しました。 

日本が安全すぎるのか、ジャマイカがとても危険なのか。どちらを中心に見るかで大きく印象が変わります。（Staff）


 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/