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夏が終わり、多くのレゲエ/ダンスホールアーティストたちが海外(主にヨーロッパや北米)でのツアーやステージショーから戻ってきました。
最近では、アーティストのライブを、ビジネスマンが仕事の後に集まるような、小さなバーなどで楽しめるようになっているんだそうです。それも大きなイベントではなく、アーティストの数も一人か二人くらい。
The Behind the Screenというシリーズは、皆さんもご存知の世界最速の男、Usain Boltの経営するレストラン、Tracks and Recordsで毎週火曜日開催、現在2年目を迎えています。
昨年はTessanne Chin、Wayne Wonder、Assassinやその他のアーティストが盛り上げました。
3週間前に行なわれた今年最初のステージは、Kabaka Pyramidが出演、そして先週はSizzlaが盛り上げたそうです。そして明日はI-Octaineのパフォーマンスが予定されています。
また、去年オープンしたCRUというバーでも毎週水曜日にLive in the Cityというイベントが始まっており、今週はKing of Dancehall、Beenie Manが出演します。
*CRUはキングストンのTGI Fridaysの横にある、CPJという高級食材店の上にある、オープンエアーのバーです。住所:71 Lady Musgrave Road
このシリーズはすでに2回開催、KonshensやTarrus Rileyが素晴らしいステージを見せたそうです。
イベントオーガナイザーであるMarriott-Blake氏によると
「このシリーズを始めたのは、ライブという形で本当に素晴らしいと言われる音楽を聴いてもらうことを特に強調したかったからです。CRUでやっているような形の、観客が出演者のパフォーマンスをより近くで見て、聴く事ができるのが、このスタイルの魅力です」とのこと。
ある日、彼はキングストンにはこういった普通のライブスタイルでのイベントがないことに気付いたんだそう。
「音楽フェスのような大きな会場で、たくさんの人が集まるようなステージショーはジャマイカにたくさんある中で、小さなスペースで、すべてのお客さんがVIPになれるようなスペシャル感のあるイベントがないと思ったんです」
水曜日のこのイベントは、膠原病の一種(Lupus)や鎌状赤血球という病気(Sickle Cell)の基金団体をサポートしています。今月はそのSickle Cellをより知ってもらうための月間として、本人もその病気を患っているBeenie Manが出演するんだそうです。
このイベントの流れは、「小さな会場で素晴らしいパフォーマンスを」と、ジャマイカ本土に広がりつつあり、Tarrus Rileyはその流れを汲んで国内各地をまわり、最終公演地として、キングストンのLittle Theater(中規模の劇場)で先週月曜日にパフォーマンスを行ないました。
来月にはMorgan Heritageがツアーを行う事になっているそうです。
流行り出すと途端に皆が真似するジャマイカのビジネスの傾向ですが、Marriott-Blake氏はこの流れが盛り上がりって飽和状態になることについてはさほど心配していないそうです。本物の、素晴らしい音楽がフォーカスされれば。
「どのイベントもどのショーも、それぞれに特徴やターゲット層がいるんです。我々は他の所と張り合おうとは思っていません」と余裕の発言。
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言われてみれば確かに、ジャマイカでは大きなステージでのショーはあるものの、小さなイベントスペースで人気のアーティストがパフォームする、というのは今までそんなに目立ってなかったように思います。
CRUはこんな感じです |
ちなみにジャマイカは経済的格差が激しいので、もちろんこれがすべてではありませんが、遊び方の一つとして、ストリートのダンスだけではなく、こういったローカルの人達にとってホットな場所で食事とお酒と一緒に音楽をたしなむのも面白いかもしれません。(ジャマイカの流行の移り変わりはけっこう早いです)
なお、こういったレストランやバーでのショーは、ある程度の身だしなみとマナー(言葉遣い含む)は求められることをお忘れなく。
■Chikungnya情報
7月に当ブログでも取り上げました、蚊を通して伝染するアフリカから来た新しい熱病、Chikungunyaですが、テレビやラジオで注意喚起のアナウンスが出され、また在留邦人の間にも広がりつつあるとのこと。旅行者の方々は、楽しい旅が病気で台無しにならぬよう、肌を出す場合は虫除けスプレーを忘れない、家の中では電子ベープや蚊取り線香を焚くなど、予防しましょう。
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/
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