今日はジャマイカ（および第三国）ならではのニュース、そして在ジャマイカ日本大使館から通達されているクリスマス / 年末の安全対策についての通達をご紹介します。
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ツリーのオーナメント泥棒？！
キングストンのダウンタウンにある公園に点灯されているクリスマスツリーが泥棒のターゲットになっている？という記事です。
ダウンタウンにあるSt. William Grant Park（ダウンタウンの中心、サークルの中にある公園です）に設置された大きなクリスマスツリーにはきらびやかなデコレーションがされていますが、このオーナメントやライトが盗まれている、とGleaner紙に通報があったそうで、実際に取材。キングストン市の職員の話によれば、「ある母親が8歳の子供を使ってツリーの下にある飾りを盗みに行かせたと聞いた。公園の利用者に対し、セキュリティを強化しないといけない」と言っている。
このツリーは先週の水曜日、点灯セレモニーがあったばかり。
だが、さらに取材を進めると、この盗みに関しては少し大げさ言われてるだけ、と公園の担当者。
「公園にそのような（親が子供に盗みを働かせる）行為があったという報告は来ていません。確かにルールを守れない子供達がデコレーションの一部を持って帰ってしまった事実は認めますが。」と担当者は回答した。
記事原文：http://www.jamaicaobserver.com/news/How-the-Grinch-stole-Christmas_18087619
またこちらはクリスマスの飾り付けをしている際に殺されてしまった事件（殺害理由はクリスマスではないと思いますが）
記事原文：http://www.jamaicaobserver.com/news/Man-shot-dead-while-doing-Xmas-decorations-at-Barbican-restaurant
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Tings & Time Recordsより補足
ジャマイカでは、そこらに物を置いておけば盗んでください、と言っているようなもの。盗みは本当に多いです。さらにこの時期ですから、プレゼントは買いたいけど金策に困っている人は崖っぷちで盗みを働いてしまう人も実際多いです。また、ベグリ（お金が欲しいと要求すること）も増えます。
音楽業界でもクリスマス前にダブの価格が変動することがありますが、これもクリスマスに向けてお金が必要だからなのです（人によって上り下がりがある）。
富裕層は現金を持ち歩かず、クレジットカードか小切手を使い、車は店の入り口に近い所に駐車、用事が済んだらさっさと帰ります。
去年はこの時期、銀行ATMの入り口で中国人が襲われて殺害されました。話によるとこの人はお金を預けに来たそうですが、不運なことに殺されてしまったそうです。アジア人は特にお金を持っていると思われているし、肌の色が違う事で人ごみの中にいても目立つのでご注意を。
また経験から学んだこととして、ジャマイカ人は本当によく見ています。子供でさえも思っている以上に人を見ています（盗みうんぬんに限らず）。子供だからといってあなどれませんので荷物など放置しないようにご注意ください。
在ジャマイカ日本大使館からも安全対策のお知らせが来ていますので、そのままコピーした文章を掲載します。ジャマイカに滞在している方、年末年始に滞在予定の方にはもちろん目を通していただきたいですが、ジャマイカの治安レベルがどのくらいか知りたい方はぜひ見てみてください。
=======以下、安全対策の通知そのままコピー========
12月に入り、毎年クリスマス及び年末に向けて強盗や窃盗等の犯罪が多発する傾向がありますので、以下の点に注意して安全確保に注意するようお願い致します。
1． 多額の現金や高価な物（スマートフォン等の電子機器等）を持ち歩かなければならない場合は、バッグにしまって安易に取り出さない等、目立たないようにする。
2． 通行人の多い商業地区でも、貴金属等の装飾品を過度に身につけて目立つことがないようにする。
3． 自動車の購入等、多額の現金を伴う商取引は安全な場所で行う。
4． 家や自動車の鍵は取り出しやすいように用意しておき、家や自動車へ速やかに入るようにする。
5． 夜間は明るい場所を歩くか極力自動車で移動することとし、無用の外出を避ける。
6． 周囲の状況に注意し、尾行されていると感じたら直ちに人混みに紛れて尾行を振り切る。
7． 万一、不審な者を見かけたり脅威を感じた場合は、最寄りの警察署に届け出る。
8． 不意に襲われてもかわすことができるように、一度にたくさんの荷物を運ぶなど、両手をふさいでしまわないよう注意する。
9． 高価な物を自動車の後部座席その他外側から見える場所に放置しない。
10. 特に、床屋での盗難事件が増加することから、散髪の際には所持品を身から放さない。
11. 徒歩・車両によるとを問わず、多額の現金を所持して銀行等の金融機関へ往来することを避ける。
12. 従業員等にも、多額の現金を所持して銀行の金融機関へ往来するよう命じるのを避ける。
13. 現金等の輸送は信頼のおける運送業者に依頼する。
14. 多額の現金の輸送や商取引には警備業者や警察による警備を依頼するなど、安全を確保する。
15. 商取引等でやむなく自分自身が多額の現金を輸送しなければならない場合は、日付や時間や経路を変える等して、犯罪者に行動を読まれないようにする。
16. 治安の悪い場所に注意し、往来を避ける。
17. 駐車場を利用する際は、できる限り緊急時の退避が可能で見通しの良い場所に駐車し、特に自動車の乗降の際は周囲の状況に注意する。
18. 特に、銀行等の金融機関への往来の際は周囲の状況に注意し、携帯電話の操作や会話に気を取られて周囲への注意が散漫にならないようにする。
19. 特に、金融機関への往来の際は、話しかけてくる者に注意する。
20. 自動車に乗せてくれるよう頼んでくる者や道を尋ねてくる者、特に知人を装って接近してくる者には十分に注意する。
万一、ひったくりや強盗等に遭遇した場合は身体の安全を最優先に考え、安易に抵抗するなどして犯罪者を刺激しないように注意して下さい。
また、可能であれば、犯人の身体特徴や使用車両のナンバーを記憶するなど事後の警察への通報に備えて下さい。
===========以上===========
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