7/01/2014

[2014/06/30] Wah Gwaan Jamaica? -Thousands rally against tossing out buggery act

昨日(ジャマイカ時間)日曜日の夕方、キングストンで教会関係者による大きな行進があり、最終目的地であるHalf Way Treeで集会がありました。驚くべきはこの行進で叫ばれていた内容のうち、ゲイに関することが特に大きく取り上げられていたということです。


今日は、Observer紙の記事の一部を翻訳、またこれに対する各種報道記事に対して解説しています。

====記事一部を翻訳====

これは教会のリーダー主導で行なわれたもので、みんなが健康であること、真面目で公正であること、またホモセクシュアリティの問題とアXルセックス禁止法を取り消す動き(*)があることに対して抗議する、というのが目的でした。
( * ジャマイカでは、Buggery Actというのが存在し、これは大まかに言うと、アXルセックスを禁じる、という法律です)

「この動きは我々の"声"をあげるとてもいい機会だったと思う。ジャマイカのいろいろな所で様々な問題が起こっている今、我々は立ち上がらなければならない。」

「ホモセクシュアリティについては神の教えだけでなく生物学的にも(ホモセクシュアリティは)道理にかなっていないし、それが正しいことだと人々に教えることではない。」
また、
「我々の解放(Emancipation)とは、強くなるために立ち上がること、ホモセクシュアリティにNOと言うこと、その法律をなくそうとしている活動にNOと言うことである!」とこの集会の主催者であるAlvin Baileyは言う。

====翻訳ここまで====


■解説 by Tings & Time Records

集会は、教会関係者だけでなく、ラスタファリアン、イスラム教徒など、数にして25,000人が参加したと報道されています。そこにはQueen IfricaやTony Rebelの姿もあったそうです。
ジャマイカにいるすべての人が健やかに平和に暮らせるようにするために、政治やそれに絡む汚職、殺人やレイプをはじめとする犯罪、経済、子供達の将来など、人々が思っている不満や不安に対して皆の声を一つにするというのが目的でした。

ですが、キリスト教の教えが強く、そしてアフリカの子孫繁栄(異性愛主義)の考え方を受け継いでいるジャマイカでは、こういった場では必ずゲイに対する反対意見が大きく叫ばれます。(Staff)

今回はゲイに焦点が当てられていたからいいけど、彼等のような真面目な人達にとっては、Vybz Kartelを筆頭とした、最近のフリーキーな流れも許せないんでしょうね。しかし25,000人という数はジャマイカの人口(260万人)で考えると約100人に一人が参加してるわけで、国としてかなり大きな動きだったことは間違いないですね。(Junya)



「黙っていても始まらない!俺らは立ち上がるんだ!」

集まった25,000人の前でこの曲をかけたら皆大合唱するんだろうな・・・。
Beres Hammond / Putting Up Resistance
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