この会社は昨年より医療用大麻の製品化について研究して来たが、昨今の世界的な医療用大麻の一般化に伴い、2015年の頭にはジャマイカ国内、そして海外に向けても製品展開する準備が整いつつあるという事で今回Medicanjaがお披露目されたようだ。
CEOであるDr. Loweは長きに渡り様々な植物(大麻を含む)の医療への利用を研究して来た人の一人で、今回、ジャマイカのブランドを世界に広めるために、西インド大学(ジャマイカにある大学で通称UWIと呼ばれる)を巻き込み、また、ローカルの協力を得て展開した。企業の役員には過去のジャマイカ首相であるPJ Patterson氏もいる。
今回発表になった7製品は来年に向けてさらなる研究が続けられているが、製品は様々な痛みに効くとうたっており、大麻に含まれるCBDという成分がこれらの痛みを和らげる、悪い細胞に働きかけると一般的には言われている。
現在の状況としては、同社の製品はまだ世に流通していないが、海外市場への展開が可能になるよう、Ministry of Health(厚生省のような組織)へ申請中だと言う。許可が下り次第 国内の市場はもちろん、海外への輸出と商品展開、そして病気の治癒を目的としたジャマイカへのツアービジネスも今後の動きとして視野に入れているそうだ。
現在のMOH(前出のMinistry of Health)問題はどのようにして売るか、というのが問題となっているそう --処方箋を必要とするのか、カウンター越しで入手できるようにするのか --
現在、世界的に大麻ビジネスは大きな可能性を持っているため、企業の価値も高く見積もられており、Medicanja社も海外への輸出が可能になれば、その価値は70億円と言われている。
イベントの様子
Medicanjaのウェブサイト
http://www.medicanjajamaica.com/
参考にした記事:
http://jamaica-gleaner.com/gleaner/20141031/business/business1.html
http://www.jamaicaobserver.com/news/Jamaica-s-first-medical-ganja-company-unveils-products-tomorrow
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Gleaner紙の風刺漫画より |
(この原因は、偉い人が儲かった分をごっそり持って行き、下の人たちには分け与えられず賃金は安いまま→皆の働くモチベーションが上がらず期待値を超えた仕事がなされない→お給料があがらない のループによって起こっています)
とはいえ、このような世界的な動きにジャマイカが乗って行くことで経済のプラスになることでしょう。外国人の我々にとっては製品が売れる事はもとより、治療の一環としてジャマイカを訪れる人が増え、治安がよくなるといった方向に進むことを願います。(Staff)
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/
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