ジャマイカでたばこ、ガソリン、電気代の消費税があがります。
予算が足りないジャマイカ政府の帳尻合わせのために上記3項目に課せられている税金をUPする!と昨日国会で発表がありました。
ジャ
マイカの消費税は16.5%(一部の食料品など例外の物もあります)、決して豊かとは言えないこの国からするとかなり高い税率です。人々がTax
kills
me!と言うのをよく聞きますし、実際スーパーマーケットなどでカゴに入れた物の合計が頭の中でこのくらいの金額だろうと思っていても、レジで会計すると
全然高い合計額になることもあり、消費税が人々を苦しめているのは間違いありません。
たばこ 今日(3/13)から価格が1本につき$10.5から$12へ変更
ガソリン 3/18から$7へ
電気代 4/1から一般家庭で350kw /月を使うアカウント限り新たな消費税を課す
(ただし、これは多くの一般家庭には当てはまらない量)
とにかく車やバイクを運転する人、喫煙者にはかなりのダメージです。
実際これまで買っていた量や金額とどのくらい差が出るのかまだ感覚として把握できていないのですが、たばこに関しては20本入りの箱で今までの値段に+$30ということになります。
旅行で来るたびに毎回値段があがってる!と気付く人も多いと思います。日本も同じ様にここ数年でたばこの値段があがっていますが、これは遠回しに健康面を配慮
してという点もあるかと思います。ですがジャマイカの場合は国家の予算の穴埋めを喫煙者がしなければいけないのは非常に辛いところです。たばこはこの国の
物価からしたら高級品です。ダンスで「たばこ1本ちょうだい」と言われるのは、そういった背景もあるのです。(*ガンジャのほうが安い場合も有り)
ガ
ソリンの値段も、日本で使われているガソリンよりも低品質の物を使っているのを知ってしまうと、物価が高いと言えます。また、低価格を打ち出しているガソ
リンスタンドもキングストン市内にいくつかあり、いつも混雑していますが、値段相応の商品を提供しているのが現状です。
もちろんほとんどの政治家達も車を持っているでしょう、自分たちの生活にも当然影響は出ますが、それにしても足りない分をまかなうのに突然の税率UP。
何
が痛いかって、実際、車を運転しない人であっても、電車がない、車社会のジャマイカではバスやタクシーを利用するでしょうから、その利用者の運賃や送料な
どの価格変更や、メーカーなどの企業、そしてそういった会社から仕事をもらう運送業(この島の運送はほとんどすべて陸路です)にとっては非常に大きなダ
メージで、物自体の価格上昇もやむを得ない、という流れになり、一般市民を苦しめることになるのは簡単に想像できます。
お給料の値段は変わらないのに税金ばかりあがるのはどこの国も同じですね。世知辛い世の中です。この税金達が正しく使われるといいのですが。貧困、治安、教
育、衛生、環境汚染など山積みになっている問題があるなかで予算をどう振り分けるか決めるのは至難の業だと思いますが、とりあえず何かひとつを最初に解決
できたら、その問題を持っていた少しの人が生活しやすくなって、その人達がまた別の問題のために取り組む余裕ができるのに、と思います。
記事原文はこちら
http://www.jamaicaobserver.com/news/10-b-tax-package-hits-motorists--smokers--electricity-users-hard_18560942
*予算の額などは省略したのでこちらからご覧下さい。
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/
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