5/05/2015

[2015/05/05] 大麻解放のさらなる希望

先週、Bunny WailerとDenroy MorganそしてMystic Revealers(バンド)のメンバーが中心となり、Global Ganja Motorcade/March(*)が行なわれたそう。(*車と人で進む行進)


スパニッシュタウンのEmancipation SquareからMorant BayのGoodyear Ovalまで74kmの道のりを歩いた。これはジャマイカの国民的英雄であるPaul Bogleが1865年にマーチした道なんだという。

「先頭の車は他の40から50の車やバイクを先導してたよ」ガンジャ解放活動家のMaxine Stoweが語った。

The Global Ganja Motorcade/MarchはBunny Wailerが大麻解放に向けた一番最近の試みであり、大麻の製造と使用に関しての法の改正をうたって来た。

初回は1996年、そして時間が空いて2回目は去年の4月20日。(確か去年はHalf Way Treeからスタートしていたはず)

今年は歴史に残る、Morant Bayの反乱から150年を記念し、Paul Bogleへの尊敬の意を表し、この道をたどったのだという。

しかし今回のイベントは警察からの許可が下りるのがギリギリになってしまい、多くの人に告知できなかったそう。

以前、Jamaica Observerが行なったBunny Wailerのインタビューでは、大麻はラスタの文化に切り離すことのできない存在だと言っていた。また、今回の行進では、彼は解放となった大麻を政府や企業がしきるのをやめさせよう!と叫んでいた。

「大麻はラスタの物だ」と彼は言う。

*2015年4月15日、ジャマイカ政府は危険薬物法を改正し、2oz(約58g)までの大麻を、一般的な楽しみのため、宗教的、そして医療用の使用を認め、またこれが見つかったところで犯罪履歴には残らないこととなりました。

記事原文:http://www.jamaicaobserver.com/entertainment/High-hopes-after-ganja-march_18877439

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確かに大麻は解放されたものの、政府や企業に仕切らせるのはやめよう!とBunny Wailerが叫ぶのは理解できます。良くも悪くも大麻がこの国で普及して来たのはラスタの力が大きいと思います。ラスタの考えでは、社会のシステム(バビロンシステム)から離れ、自分たちの力で生計を立てる、というのがあります。なので当然大麻を育てたり、売ってる人もいます(法律的にいいかどうかは別として)。

今後、政府や企業が仕切ることになると、これまで大麻に関わって来たラスタの人達の仕事がなくなってしまいます。政府はそんなことおかまいなし、自分たちの懐が豊かになればいいのでしょう。しかしながらそう簡単にはいかないはず、Bunny Wailerの今後の活動がどうなるのか注目です。

Morant Bayの反乱についてはジャマイカの歴史に大きな影響を及ぼした重要な出来事ですので、また別の機会にご紹介できればと思います。

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