5/29/2015

[2015/05/29] ジャマイカの水資源を中国が買収?!



St.Ann(Ocho Riosのある教区)のジャマイカの大切な水資源、Roaring Riverを中国が買い取ろうとしています。この土地に中国はリゾート地またはチャイナタウンを作ろうとしているんだそう。ここはジャマイカに取って大切な水資源となっている場所であり、また、リゾート地を建てることにより間違いなく環境問題に発展するため地域住民からは反対の声が。

政府は外貨を稼ぎたいので、なんとかして売りたい。

ところが、最近になってこの土地が、ジャマイカの英雄のひとりであるMarcus Garvey(奴隷解放運動に大きな影響を与えた活動家)の祖父とその家族が奴隷にさせられた場所だということが判明しており、つまりジャマイカ国家そして歴史にとって大切な場所を売る訳にいかない、と反対意見が強まり署名運動にも勢いがついています。

記事原文:http://jablogz.com/2015/05/the-jamaican-government-cannot-give-the-roaring-river-property-to-china-heres-why/

Change.orgでは、この件に関して反対の署名を集めており、目標数に達し次第ジャマイカ首相であるPortia Simpson Millerに提出の予定です。ジャマイカの大切な自然、そして資源を守ることに賛同できる方はぜひ一票を投じてみてください。こちら

==========  

今や中国の力がなければ成り立たないほどジャマイカにおける中国の力は大きくなっています。空港からキングストン市内につながるRound-Aboutまでの一本道にいつのまにか堤防を作ったのも、去年完成したキングストン - オチョリオス間を結ぶ高速道路を作ったのも中国企業です。また、Hope Gardensというキングストン市内にある植物園の中にも、現在中国企業が入り『何か』を建設中です。

また、先日ご紹介したYellow ManのMr. Chinの歌詞にあるとおり、Wholesaleと呼ばれる卸売り雑貨/食料品店やスーパーマーケットを営むのは中国人が多く、キングストンにあるSovereign SupermarketやBrooklyn Supermarketもそこに含まれます。

音楽業界では、ディストリビューターとして名高いSonic Sounds、Dynamic Sounds、そして現在はNYが拠点のVP Recordsもオーナーは中国系です。長きに渡り陰から音楽を支えて来た彼らの間では、“We can’t sing, so we had to contribute to the music in other ways!”「我々は歌えない、だから他の形で音楽に貢献しなければならなかった」とジョークを言い合っていたそう。(出典はこちら

そして少し前にリリースされたVybz Kartelの曲、Sweet Dreamsの歌詞の中にもこう出て出てきます。

Ghetto youth study the Chinese
Dem a run bout yah from in a the 90’S
Money dem a look while wi a look war

ゲットーユーツは中国人から学べ
奴らのビジネスを90年代からノってるぞ
俺らが戦争してる間に奴らは金のことを考えてたぞ



中国から外国(ジャマイカに限らず)に労働を求めて渡って来た世代から、今だいたい3代目から4代目くらいになっているところでしょうか、ビジネスにおいては本当に長けた人が多いのが事実です。一方で粗悪品や模倣品の提供などは世界各地で問題になっているのは有名です。

ジャマイカでは特にここ数年でさらにさらに中国の力が強まって来ており、仕事で来ているであろう中国人の数も増えてきました。確かに彼らの資金力はすごいと思いますが、一方でマナーのない行動が目につくことも多く、そこに関しては日本人が同じChin(アジア人)ということで一緒くたにされるのは心外であります・・・。




http://tingsandtime.shop-pro.jp/ 
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/

0 件のコメント:

コメントを投稿