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Leave the music out of politics - More calls for politicians to desist from using dancehall songs on campaign trail
ジャマイカは今、2/25の総選挙に向け、その活動に一層の盛り上がりを見せているが、メディアパーソナリティであり、ラジオDJのDJ Luxが、ジャマイカの音楽の発展のために選挙で戦うつもりがないならば選挙キャンペーンにレゲエやダンスホール音楽を使うな!と叫びをあげているという。
野党のJLP 党首のHolness議員 |
ブブゼラの嵐です。 |
すべてのルールは政治家たちによって作られているものであるにもかかわらず、そのルールは選挙活動の間、自分達の都合のいいように無視されている、と指摘する。
「党の集会を見ると、彼らは常にレゲエやダンスホールを流している。政治家たちは、ダンスホール文化をダメにしてしまう騒音防止法を作った。にもかかわらず今なお多目的に使えるようなイベント会場は作られていない。彼らはこの国の音楽のために何をしてくれたんだ?そんな人たちに音楽を使う資格はないね。今すぐやめてくれよ!いまだにビザがなくてツアーに行けないアーティストだっているし、それについて政府から何も報告がないんだ。」と語った。
また、Chronixxは去年西インド大学でのスピーチで、政府が最新設備のエンターテインメント用の場所を作ろうとしない政府を非難している。しかしながら今回、彼は選挙前のこの期間、DJ Luxのように声をあげることはしていない。おそらく去年の春、アメリカのオバマ大統領についてコメントを出した際に大事になり、多くの人から反応があったことで慎重になっているのだろう。
DJ Luxはまた、議員であるDamion Crawfordについて、騒音防止法の改善のために様々な努力をしてくれていると言う。しかしまだまだ充分ではない。
「Crawfordは現状を改善するためにいろいろ働きかけてくれている。もちろん、彼は一人でこれをやっているんだ。だが我々が理解を示しているように(政界の中では)行ってないんだ。ダンスホールはまだ思わしくない状況で、警察はダンスを終わらせに来る、たとえ許可を取っていたとしてもね。けど皮肉なことにHalf Way Tree(キングストン一番の繁華街)とMontego Bay(北海岸のリゾート地区)では集会が行なわれている、それも大きな音を立て、さらに道をふさいでいるんだ。騒音防止法はどこへいったんだ?なぜ彼らはそれを24時間対応している会場で行わないんだ?ダブルスタンダード?人によって基準が違うだなんて!だったら彼らは音楽のためにもっとできることがあるはずだ。」
DJ Luxは今回の選挙には行かないつもりだそうで、政府のやりかたへの信頼を失ったと言っている。
記事原文:http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20160216/leave-music-out-politics-more-calls-politicians-desist-using
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以前、"政治はダンスホールだ"、というJamaica Gleaner紙のコラムをご紹介しました。そこでは選挙活動はダンスホールのようにマイクを使い音楽を流し、人々を盛り上げる、とありました。その通り、今日も選挙活動期間は騒音防止法のルールは破られ、大きな声、音楽でみんなを煽っています。 そのくせ普段は騒音防止法に厳しい。
ジャマイカ人にとってのレゲエの存在の大きさたるや、その体に深く染み付いています。ダンス/パーティを2時で止めるのは人々の楽しみを奪うようなものです。
また外国人がジャマイカに対して求めるもの、そのトップにはレゲエが挙がるでしょう。ジャマイカが年間に生産し、輸出して稼ぐ金額と、外国からこの国の音楽を求めてきた人たちが使うお金、市場の大きさを元に割合として見れば音楽の方が大きいはずです。そうした視点で人々、経済、そして音楽をもっと良い形で発展させていくことができれば政府への信頼も高まるのではないかと思ってしまいます。
記事の中にあるように、Chronxxは以前にInstagram上で政府に向けて意見を述べ、それに対しLisa Hannaという政治家がイベント会場を作ることも検討する、と返答していますが、その後何も進んでいないのでしょうね。その時のブログ記事はこちら
Tings & Time Records
SHOP URL: http://tingsandtime.shop-pro.jp/
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