2/23/2016

Grammy賞 レゲエ部門の結果の背景に…

先日、米Grammy賞のレゲエ部門の受賞はMorgan Heritage のアルバム、Strictly Rootsだったことを当ブログでもお伝えしましたが、その結果を受けて、ソーシャルメディアでは同じくノミネートされていたJah Cure(The Cure)が取るべきだったのではないかと話題になっているんだそう。Jamaica Observerの記事を訳しました。
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Less Hype, More Music - Fans Urged To Get In Tune With Grammy Process



DJ Collin Hindsによれば、ジャマイカのアーティストの中で去年一番売れたのは、Jah Cureなんだそう。そしてMorgan Heritageは受賞に値する優れた内容だったが、数字上ではJah Cureを上回ることはなかった。ではなぜ彼らが受賞したのか?それは彼らに実績があり、長いことノミネートされると言われていたのも理由の一つだと言う。



Hindsは、今回の話題について音楽ファンに対して、ソーシャルメディアで人気や話題に反応することより、より音楽にフォーカスしよう、と呼びかけている。

Jah Cureのアルバムはビルボードのチャート入りは成功と呼べるものだし、Morgan Heritageを超えていた。だがGrammyの選考基準は売上だけではない。関係者からの投票がある。Grammyは、業界の各プロフェッショナルや関係者が決める、"彼らがアルバムを聴いていれば"。そうじゃない場合は、実績が決めることになるのだ。

今回の結果はどちらが作用したのかはわからない、だが実際アルバムに費やしたMorgan Heritageの努力は結果に表れていることは間違いない。

Grammy賞の選考が疑わしいとしても、どちらも優れた作品だ。Jah Cureが賞を獲っていたら、それは彼をリスペクトするよ。

選考についてDJは、ジャマイカ人が選考委員に入れるように努力しないとみんなが納得する結果にはならない、と言う。
「レゲエはもはやカリブの小さな島だけの音楽ではない。我々が思っている以上の規模なんだ。だから世界中のたくさんの人がいいと思ったアルバムが選ばれなければいけない。今の課題は選考のプロセスにある。ここが改善されない限り、今回のような事態は再発してしまうのだ。」

ちなみに、ShaggyやTanya Stephens、Berea Hammondでさえも、これまで素晴らしく、評価されるべきアルバムをリリースしたが、賞を逃した年もある。

記事原文
http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20160221/less-hype-more-music-fans-urged-get-tune-grammy-process
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Grammy賞はアメリカのものですから当然選考はアメリカ人が中心です。売れた数字を見るのか、実際耳で感じたものか、どちらにしてもみんなが納得できる結果であってほしいですね。
でも、一方でGrammyは巨大ビジネスですから、ノミネーションに食い込むプロモーション費用があることも前提なんでしょうね。Marley一家が常連なのは、そういった力の強さがあるからとも言えます。

Marley家関連で、新たに見つけたニュースでは、2002年に制作された映画Shottas(Ky-mani Marley主演)の続編の企画があがっているそう。あとは制作費がどうなるか、ということでまだ確定ではないそうですが…


記事原文
http://m.jamaicaobserver.com/mobile/entertainment/Another-round-of-Shottas_52593

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