ダンスホール、取り締まりを受ける
伝えられたところによると、南ロンドンのあるバーのオーナーが、警察から耳障りなジャマイカ音楽をかけるのをやめるように注意したという。
この記事はtheguardian.comのウェブサイトで先週金曜日に伝えられたもの。
南ロンドンの街、クロイドンのバーのオーナーの話ではダンスホール音楽をかけるのを止めるよう法的措置として何度も注意を受けていたそう。
記事では、昨年クロイドンの街の営業許可担当者がオーナーに出したEメールの中には「受け入れることのできないジャンルの音楽が管轄地区で流されているのを見つけた」と伝えている。
警察はこの件について国を通じ、少数民族を守る団体から、この措置は人種差別によるものだと告訴されている。彼らの注意したジャマイカ音楽が、不公平にターゲットにされた、というものだ。
90年代から2005年までにSizzla、Bounty Killer、Buju Bantonといったアーティストたちは同性愛に対する非難を含む歌詞が原因でイギリスのホモセクシュアルの団体の怒りを煽っていた。またそれがきっかけで他のヨーロッパ諸国でも同様の反応があった。
バーのオーナーは、Guardianの取材に対し、今回の警察の動きでいくつかの予約がキャンセルになったという。「誕生日パーティーの予約が入っていたのだがダンスホールをかけてくれと言われたら我々はお断りしなければならない、そのためキャンセルせざるをえなかった」
記事原文
もう少し詳しく書かれた記事はこちら
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このオーナーは現在営業許可の問題に直面しており、またお客さんからもダンスホール音楽をかけないということで人種差別主義者だと誤解されるのも心外だと語っているそう。
イギリスには移住したジャマイカ人がたくさん住んでいて(ジャマイカは1962年までイギリス領でした)、今日では白人の若い世代も昔に比べてレゲエを聴いているとありました。
先日載せた記事にあった、Sizzlaが長らくアメリカのフェスに出演していなかったというのも、同じ理由でした。
レゲエが世の中に与える影響力が大きくなってきている証拠なんでしょうね。
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