6/04/2014

[2014/06/03] Wah Gwaan Jamaica? - CAPLETON IGNORES GAY PROTEST

今日もラスタアーティストのアンチゲイのお話、続いています。
昨日はQueen Ifricaの主張をご紹介しましたが、今日はCapleton。

CAPLETON IGNORES GAY PROTEST - Performed despite demonstration at club  

Capletonは先週NYで行なわれたショーの会場で、同性愛主義の人権保護団体の抗議を受けたにもかかわらず、それを無視してショーへ出演した、という話です。


先週水曜日の夜、NYのBB King Clubでショーをする予定だったCapletonはそのショーの当日、ジャマイカの反・同性愛嫌悪主義者団体から出演を取りやめるように抗議されていたのだそう。その抗議内容とは、出演のキャンセルと、そして同性愛主義に対する攻撃的な内容についての曲を宣伝したり、それで利益を得ることをLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)が多く存在し、その人達が権利を持っているNYではおこなわないで欲しい、というもの。

Capletonは、以前、LGBTは殺されるべきだという曲を歌ったことで問題になり、2007年、レゲエ協会(歌で誰かを傷つけたり暴力を推進しないという契約をしている)にサインをしていたが、その契約は同年12月24日で切れていた。

そういった背景があり、Capletonはその日ショーに出演することができたともいえる。

しかしながら、STAR紙がthe Caribbean Alliance for Equality(人権平等のためのカリブ同盟団体)の理事長に取材したところ、Capletonの出演がキャンセルされなかったことにはがっかりしたという。

「我々がCapletonを抗議することの大きな意味は、Capletonのような人たちが罪のないジャマイカ人の死を引き起こすということを世界の皆さんに知って欲しいからです。また、この抗議をすることで彼の歌詞がどんなものであるか、また、これによりジャマイカのゲイの人たちの権利が奪われているということを知って欲しいからなのです」と答えた。

記事原文:
http://jamaica-star.com/thestar/20140603/news/news1.html

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ジャマイカは同性愛に対する考え方が独特です。アフリカの子孫繁栄の考え方を引き継いでおり、異性愛万歳!というのが今までの流れであり、今日の世界の流れとは少し異なります。
もちろんジャマイカにも同性愛の人たちもいますし、理解を示す人も増えてきているのですが、そうじゃない人もいるので、この問題は今後も起こるのではないかと見ています。
その反面、海外での活動を広げたいアーティストは今まで主張してきたその声を小さくしつつある人もいるのが実情です。 (Staff)

Capletonが過去にゲイについて歌った曲はこちら
Capleton / Pare Sadom














*なお、Tings & Time Recordsではこの件に関しての見解は明示しておりません。


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