6/16/2014

Happy Father's Day -Dancehall's fathers make the time

本日は父の日にちなんだ記事をThe Sunday Gleanerからひとつご紹介。

Dancehall's fathers make the time -Dancehall界のパパ達も子供との時間を大切に-


アーティストたちも家ではお父さん。子供達にとってとても重要な存在。Assassin, Darrio, Konshens, Delus, Wayne Marchall そしてJah Cureは子煩悩でよく知られている。
といっても、実際のところ、この国ではだらしない父親も多く、そんな人たちのことを"deadbeat dad"(怠け者な父親)とか、"sperm doners" (精子提供者)という言葉で表現されたりもするのですが。

さて、超多忙な音楽業界にいる父親達はどうにか時間を作らなければ子供と過ごせない。今日父の日をアーティスト達はどのように過ごすのか聞いてみた。

2人の息子を持つWayne Marshallはこう言う、
「海外でのステージが多い父親として、子供にとって完璧な存在とは言いがたいね。だが家にいる間はベストを尽くしてるよ。できるだけ多くの時間を過ごすようにしてるし、学校に行って先生と話すんだ。彼らの人生に起こるどんなことも共有していきたいと思ってる」

エンターテイナーのDelusは娘を持つ父親で、兄弟であるKonshensと娘について歌ったShe's Happyという曲を出しており、またソーシャルメディア上にたびたび娘を登場させている。彼は、娘と過ごす貴重な時間がとても重要だと言う。

「子供達と一緒にすごすための時間をどうやって作るか考えないといけない。いつも家にいられないならなおさら、自分のお腹が空いた時は子供だってお腹を空かせてるってことを忘れちゃいけない。離れて暮らしているのなら、会いに行かなきゃいけないね」と語った。彼はほとんどの週末を娘と一緒にすごしているんだそう。(注*)

Delusは娘ひとりだけだが、一方、エレファントマンはたくさんの子供がいると噂されている。噂では27人の子供がいると2008年のインタビューで言われていたが、実際は8人の父親だそう。

とはいえ、エレファントマンは子供と出来るだけ過ごせるように努めている、と言っている。「自分にとって父親であることは素晴らしい気持ちなんだ、だって子供達の責任は自分にあることを目の当たりにし、そして自覚することができるからね。彼らの親である責任感を持ち、きちんと面倒を見ること、毎日子供達の名前を呼び、そして一緒に過ごしてたくさん話すようにしてる。」

(*注)ジャマイカでは婚姻関係を持たずに子供をもうけ、子供は母親と暮らし、父は別の所に住んでいるという生活がまだまだ多い現実です。このDelusの場合はおそらく別に暮らしていても関係は良好なほうで子供の面倒もしっかりみているようですが、その一方で子供が大きくなる前に父親が養育費のサポートはおろか、子供たちの前から姿を消す場合もあり、父親が誰か知らない子もたくさんいます。また、複数の女性との子供を持つ男性もいます(Bob Marleyもその一人で、たくさんいる子供達はそれぞれ母親が違います)。もちろん、結婚して「家庭」という形もありますし、考えてみるとジャマイカでの家族のありかたは多様です。

記事原文: http://jamaica-gleaner.com/gleaner/20140615/ent/ent5.html

 Konshens / She's Happy feat. Delus

ジャマイカでは母が圧倒的に偉大で、ご存知のとおりママに捧げる曲がたくさんありますし、母の日はどのレストランも予約でいっぱいになり、様々な母の日に向けたキャンペーンをするほど盛大に祝われる日なのですが、これまで父の日の存在はそれほど大きくありませんでした。が、今年は父の日へのプロモーション広告もかなり増え、少しずつ父親の存在が大きくなってきているの印象がありました。
Happy Fathers Day to all fathers and fathers to be out there... (Staff)

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